自殺未遂でとんでもないことが起きたケース・6件

米国自殺学会の調査では、成功した1回の自殺につき、平均33回の自殺未遂があるという。自殺志願者の多くは、苦難に耐えながらも生き延びている。だがその自殺未遂によって、取り返しのつかない信じられないことが引き起こされたケースもある。今回はそのような恐ろしい事例をご紹介していこう。

1.ガスで中毒死しようとしたところ・・

【自殺未遂後の現場】

(via The sun)

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2017年に、マンチェスターで起きた失恋がきっかけの自殺未遂は、通りに住む全員を避難させる重大な事故に発展した。

ケビン・キャロル(33歳)は10年間付き合った女性に振られ、もはや生きる意味を失っていた。彼は賃貸の自宅にあるガス管を切断し、横になって羽毛布団を頭にのせ、死ぬのを待った。しかし彼は死ぬことはなかった。死ぬように眠り込んだだけであった。

【ケビン・キャロル】

(via thesun)

それからまもなく、ケビンは一緒に住んでいたルームメイトがドアをノックする音で起きた。ケビンは寝ぼけまなこのまま、ライターに手を伸ばし火をつけた。ライターの火は、家中に充満していたガスに引火した。大きな爆発が起きたのである。

彼の自宅は爆発により、もはや原型をとどめていなかった。ケビンのルームメイトは、爆風で地面に投げ出され昏睡状態におちいった。周囲の建物も損害を受け、近隣の住民は避難を余儀なくされた。

(via thesun)

賃貸のオーナーは、ケビンに支払い能力が無いため、修繕費用として約1700万円を押し付けられることになった。当のケビンはというと、かすり傷で済んだ。ケビンは2階から救出され、病院に運ばれた後に逮捕された。そして32ヶ月の懲役刑を宣告されることになった。

2.恋人がいる前で頭を撃ち抜いた結果

【自殺未遂が失敗に終わったヴィクター】

(via ktuu)

アラスカ州・アンカレッジで、警察は通報を受けたアパートに到着した。そこで、銃弾による外傷を受けたヴィクター・シブソンとそのガールフレンドのブリタニーを発見した。

不可解なことに、排出された薬きょうは一つしかなかった。つまり、銃弾は一発しか発砲されていないことになる。だが銃痕は、ブリタニーの胸とヴィクターの頭に残っていた。

【ガールフレンドのブリタニー】

(via dailymail)

ブリタニーは外傷によって意識を失う前、事件の顛末を捜査当局に話していた。

その証言によると、ヴィクターは酒に酔った後、頭を銃で撃ち抜いて自殺しようとした。彼が銃をこめかみに当てたところで、彼女が止めに入ったそうだ。だが引き金はひかれてしまい、銃弾は彼の頭部を貫いた。そして彼を貫いた銃弾は、ブリタニーの胸に当たったのだと言う。

皮肉なことに、自殺を試みたヴィクターは生き残り、止めに入ったブリタニーは亡くなった。法廷でヴィクターは、ガールフレンドの家族に謝罪の言葉を伝えた。彼には、執行猶予付き懲役14年の判決が宣告されている。

3.ガールフレンドへの嫉妬で海に身を投げるが・・

【入水自殺未遂を起きたレーム・メーピン・ビーチ】

(via booking)

タイのパタヤに住むクン・ジャラパッド(19歳)は、フェイスブックをよく見ていた。ガールフレンドも同じくフェイスブックに夢中で、たくさんの投稿をしていた。だが彼は、彼女の投稿をチェックしていくうちに、いら立ちを募らせていった。彼女は、他の男について話していたからだ。

(via pixabay)

クンは嫉妬の末に、友達と行ったビーチで酒を浴びるように飲んだ後、全てを終わらせようと海の中に入っていた。4人の友達は、彼を助けるため海の中に向かった。だが4人の友達全員が溺れ死んだ。彼らは17歳から19歳だった。

その後、別の2人の友達がクンのもとへ駆けつけ、クンを海から引き上げた。クンは生き延びたが、4人の友達は死亡し、全員の遺体が回収されるまで数時間を要した。

4.後追い自殺の真実

【亡くなった11歳の少年タイセン・ベンツ】

(via people)

タイセンが自分の部屋に入ってから40分後、母親のカタリナ・ゴスはタイセンの寝顔を見るため、息子の部屋に入って行った。だがそこには、息子の寝顔はなかった。息子はクローゼットにベルトを巻きつけて首を吊っていたのである。タイセンはすぐに病院へ運ばれたが、数週間後に息を引き取った。

【母親のカタリナ・ゴス】

(via people)

母親は、息子のパソコンのチャット欄を見て、息子が悪質なイタズラに巻き込まれていたことを知った。そのチャットには、タイセンがガールフレンドだと思っていた13歳の少女とのやり取りが残っていた。

少女は自分が自殺したように思い込ませようと、タイセンに嘘のメッセージを送っていた。彼女は自殺の意思をタイセンに伝えてからまもなく、別のパソコンで友だちのふりをして、彼女は本当に死んでしまったとメッセージを送ったのである。

その後の彼の心情は誰も分からないが、検察官によれば彼女の嘘にショックを受けて、彼は自らの命を絶ったという。少女は未成年であったため、名前は公表されていないものの、”通信サービスの悪意ある利用”の容疑で起訴された。

5.飛び降り自殺がもたらした悲劇

(via pixabay)

モスクワで、ロシア人男性が妻と口論になった。彼はウォッカを飲んで気持ちをおさめようとしたが、彼の失望はお酒でしずめられるものではなかったようだ。彼は自宅アパートの9階から飛び降り、妻へのを鬱憤をはらそうとした。

普通なら即死でもおかしくなかったが、彼は生き残った。それは下敷きになった7歳の少女のおかげだった。少女は重症を負い、数週間入院しなければならなかった。少女の両親は裁判で男を訴え、裁判所は男に治療費として10万ルーブル(約16万円)の支払いを命じた(平均月給約4ヶ月分)。

6.カルマを背負った男

(via pixabay)

チェコのプラハに住むヴェラ・チェルマークは、夫との結婚生活が上手くいっていなかった。その不仲の合間に、彼女は夫が不倫していることを知った。そのことに絶望した彼女は、3階のバルコニーから飛び降り自殺を図ったのだった。

下にいた男が運良くヴェラを受け止めて、彼女は助かった。その代わり、その男は即死であった。この男こそ、彼女に不貞を働いた夫であったのだ。

参照:listverse

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Posted by uti