医師・看護師・介護士が体験した最も怖かったこと(6つ)

海外の医療従事者の人たちがシェアした一番恐ろしい体験をご紹介していこう。

私は、熱傷治療センターで働いていました。いろいろな話がありますが、私のお気に入りを紹介します。

ポン引きの男(売春宿の客引き人)が、ある売春婦に火をつけたところ、その売春婦は即座にポン引きに無理矢理抱きついて、二人ともかなりの重傷を負いました。(不幸なことに、彼女はより重篤な気道熱傷を負っていました)。

二人は同じICUで治療を受けていましたが、お互いに反対側の部屋にいました。数週間後、彼女は体調を崩して亡くなりました。

それから30分ほど経って落ち着いてきた頃、ポン引きの男が自分の病室で「あいつを追い出せ!」「俺の部屋からあの女を追い出せ!」と叫び始めたのです。

 
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私が医学部の救急医療室(ER)で働いていたときのこと。頭を撃たれた23歳の女性が搬送されてきました。すでに亡くなっていたのですが、妊娠5ヶ月と報告されていたので、赤ちゃんが生存しているかどうか確認するため、病院に来るまで心肺蘇生を受けていました。

ERに運ばれて超音波検査をしたところ、赤ちゃんは臨月であることが判明し、1分足らずで帝王切開により赤ちゃんが取り出されました。

それほど珍しいことではないと思いますが、妊婦の脳が露出した状態で、赤ちゃんが生まれてくるのを見るのは、妙に現実離れしていました。彼女は、当時の私とほぼ同じ年齢でした。

 

私が働いていた病棟には、霊能者の患者さんがいたことがあります。

脳卒中で動けなくなった彼女は長期間病棟にいたので、私たちは彼女とちょっとした笑い話をしていましたし、彼女は時々スタッフなどに占いをしていました。

ある晩、彼女がナースコールのブザーを押して、横の部屋にいる患者が死んでいるから様子を見に行ってくれと言いました。私はちょっとしたお遊びだと思っていました。

様子を見に行ったところ、確かにその方は亡くなっていました。後日、その患者さんになぜわかったのかを尋ねたところ、明らかに苦しそうに部屋から出てくる男性の姿を見たとのことでした。

その患者さんは、彼が死んだことを気づかせ、何が起こったのかを説明し、彼が天国に行けるように導いてあげなければならなかったそうです。…. 私はオカルト信者ではありませんが、あれにはゾッとしました。

 

私が精神科の集中治療室で働いた1年間は、何を言っても説明できそうにありません。思い出すと、不気味というより…もっと悲惨で恐ろしいものです。

ある女性が入院の面談に来て、私とテーブルを挟んで座ったんです。彼女の腕には包帯が巻かれ、口と耳にはセロテープが貼られていました。

彼女はとても居心地が悪そうで、じっとしていられませんでした。看護師が彼女に質問すると、彼女はテープを剥がして答え、すぐにテープを貼り直していました。

面談の結果、彼女は体中に虫が這っているのを見たり、感じたりしている事がわかりました。セロテープは体内に虫が入ってこないようにするためで、包帯は虫が体内に潜り込んできたので、それを取り除くために傷つけた患部を保護するためでした。

私たちが座って話をしている間も、彼女は体中に虫を感じて、じっとしていられませんでした。ですが彼女は、自分の心のイタズラだと幾分見当がついていたようです。

あなたは、誰かが自分の頭の上にバケツ一杯のゴキブリを落とし続けているように感じ、自分の体中にゴキブリがいるように感じ、パニックになって自分の肉塊を掘り出すほど体の中に入ってくることを感じながら、人生を送ることを想像できますか?

 

私は、ある女性患者に入院書類のサインをしてもらっていました。彼女は窓の外を見て、私に「あれ見た?」と言いました。

私は何も見ていませんでしたが、彼女は「男の人がビルから飛び降りたのよ」と言いました。

その後、彼女は首を振って、自分の心がもう正常ではないとつぶやきました。すごく怖かったです。今では、年を取って認知症になるのが怖いです。

 

私は老人ホームで働いています。今までで一番不気味とまでは言いませんが、以前、幻覚を見ている男性患者さんがいて、私の背後にいる人のことをずっと話していました。

彼が幻覚を見ていることはわかっていましたが、何度か振り返って確認せずにはいられませんでした…。

 

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物語

Posted by uti