興味深い色の雑学(世界で最も人気の色は?など)
今回は様々な色に関する雑学をご紹介します。
1.世界で最も人気がある色は青
様々な国際的研究の結果、最も人気がある色は青だと判明した。世界的なマーケティング会社が行った調査では、約40%の人が「最も好きな色」に青を選び、次いで14%の人が紫を選んだ。
赤や緑が2番目に来る調査結果もあるが、青が1位であることには変わりがない。一方で、白やオレンジ、黄色が一番好きな色として選ばれることは少ない。
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2.赤色は赤ちゃんが初めて見る色
(出典:104Likes)
生まれて目を開けたばかりの新生児は、モノを白黒でしか見ることができない。最近の研究では、新生児は生後2週間で赤色を最初に識別できるようになることが分かった。
赤色の光は最も長い周期を持った波なので、未発達の目の受容体でも処理することができるのだ。
3.男性と女性では、世界が異なって見える
(出典:Telegrafi)
女性は真紅色、赤紫色と見ているモノを、男性は単に赤色と見ているかもしれない。これは、アリゾナ州立大学の研究で、認識可能な赤色のバリエーションは、遺伝子によって決定されることが分かったためだ。
性を決定づける遺伝情報として、X染色体があるが、これを男性は1つ、女性は2つ持っている。この差によって、女性は赤色~オレンジ間の微妙な色調を識別できるようになる。
一般的に、女性は色の違いに敏感であり、一方男性は、色の違いに鈍感だが、物の動きに敏感(動体視力に優れる)である。
4.怒りをコントロールしたいならピンク色を使う
(出典:Begemot)
ピンク色は緩和色で、怒りや不安を和らげる効果がある。そのためアメリカの刑務所や精神病院では、問題行動を起こし、自らを抑制できない囚人や、不安感の強い患者が生活する部屋の壁をピンク色に塗っている。
効果はてきめんのようで、施設内での囚人たちの争いは目に見えて減少し、精神病患者の抑うつ状態が改善されたとのことである。
5.自動車事故を避けたいなら白色が良好
(出典:The Telegraph)
最も安全な車体の色は白である。研究によると、降雪時を除いて、最も目立つ色は白だと判明した。
また、道路上ではライムイエローが最も目立つ色であることも分かったが、車体のカラーとしては、かなりの不人気色だ。そのため車体の色は、白が現実的な選択となるだろう。
(出典:The Telegraph)
6.黄色+赤色=空腹
(出典:saosang)
ファーストフードチェーンの巨人、マクドナルドやKFC、バーガーキングなどを含めた多くのレストランが、この赤色と黄色をうまく使っている。
研究者によれば、赤色と黄色は最も食欲をそそる色だと言う。なので、ダイエット中は黄色をキッチンに置かない方がいいかもしれない。
一方で、青は食欲を減退させる色で、ダイエットに最適だ。
7.色彩恐怖症(クロモフォビア)という恐怖症がある
(出典:190RN)
色を見ると非常に強い嫌悪感、恐怖感を感じる症状を示す人たちがいる。重度だと、まともな日常生活を送れず、引きこもりがちの生活にならざる得なくなる。
色彩恐怖症を持った人は、色に関した痛ましく、辛い過去の経験と関連している可能性が高い。
8.かつて法的に特定色の使用が禁止されていた
(出典:Allison Misti)
青色顔料が出たばかりの頃、青色は非常に貴重だったため、「芸術家だけが青色を使うことを許可する」という法律が存在した。
またキリストや聖母マリアのローブはたいてい青色などの貴重な色で塗らなければならなかった。
9.色は奥行き感覚に影響を与える
(出典:UCreative)
モノの色が、赤やオレンジなどの暖色だと実際よりも近くに見える。一方、青や紫などの寒色だと遠くに見える傾向がある。
またこれは色の明るさでも同様に起こる。明るい色は近くに見え、暗い色が遠くに見えやすい。
10.ニワトリに赤色をみせると、良いことがある
(出典:timescall)
赤の光は、ニワトリをなだめるのに利用されることがある。赤色はニワトリを落ち着かせ、安眠させ、共食いや羽つつきの問題を解消する効果が認められている。
11.色は味に影響を与える
(出典:YouTube)
最近の研究で、私達が感じる味は、色によって変化することが判明した。たとえば、オレンジやクリーム色のカップでは、チョコレートコーヒーの味が他のどの色のカップよりも美味しく感じられるのだという。
12.色が先か、果実が先か。オレンジ色の由来
(出典:healthyfoodhouse)
オレンジ色という言葉を聞いたとき、フルーツのオレンジを思い浮かべるが、これは色とフルーツ、どっちが先についた名前かご存知だろうか。つまり、オレンジ色という色の名前ができたのが先か、それともオレンジというフルーツの存在が先かということについてである。
実際のところ、英語でオレンジという言葉が生まれたのは、13世紀であり、それ以前にオレンジという果実が根付いていたことが分かっている。それゆえ、フルーツのオレンジが先である。
またオレンジ色という言葉が作られる前は、オレンジ色は「Geoluhread」と呼ばれ、「赤みがかった黄色」を意味した。
13.赤色は試験の成績を下げることがある。
(出典:oshiete)
赤は業績や成績を下げる可能性のある色とされている。これは、赤色がテストや様々な評価に使われる際、失敗をイメージさせモチベーションを下げることが予想されるためだ。
14.蚊は青色が好き
(出典:Yeah1)
もしキャンプに行くなら、ダークカラーのシャツを着て行かないほうが良いだろう。蚊は、ダークカラー、とりわけ青色にひきつけられる性質がある。なので、蚊と関わりたくない人は、明るめの服を着て外へ出よう。
15.「闘牛が赤を嫌う」は全く根拠のない俗説
(出典:HubPages)
闘牛士が持った赤色の旗(ムレータ)めがけて、雄牛が突進するシーンは、多くの人が見たことあるだろう。あれは雄牛が、赤色が嫌いで闘牛士に突っ込んでいるわけではない。
そもそも、牛は色そのものを識別できず、白黒の世界を生きている。彼らは、ただ動くものであれば何にでも反応してしまうだけなのだ。ムレータの色が赤いのは、むしろ観客を興奮させるためだと言っていい。
16.黄色は、めまいを起こさせる効果がある
(出典:-)
黄色は吐き気やむかつきを起こす可能性がある色で、飛行機ではこの色の使用は避けられている。
また明るめの黄色(純色の黄色)は、目に対して過度に刺激を与えるため、最も人をイラだたせる色だと考えられている。
17.白黒は、カラーよりも忘れやすい
(出典:UCreative)
白い紙に黒いペンだけで書かれたノートの知識をすぐ忘れてしまうなら、そこに色を足してみるのがいいかもしれない。
心理学者によれば、白黒の画像とカラーの画像では記憶の定着率が、カラーの方がずっと良いらしい。これは、色の付いている方が、感覚に強く訴えかけるため、より脳の記憶の結合を強固にしてくれるのだという。
18.ミイラは絵の具として使われていた
(出典:ehow)
12世紀頃、ヨーロッパでは「ミイラ褐色」と呼ばれる絵の具が使われていた。これは、エジプトのミイラを細かく砕いて作ったものだ。
エジプトのミイラは、絵の具のほか薬や肥料など様々な用途に利用されていた。だが19世紀初期以降、道徳が重んじられるようになってからは、徐々にミイラ褐色は使われなくなっていった。
ディスカッション
コメント一覧
いろいろ知りました
はじめて知った
紫が一番好き
子供の時、熱が出て辛い時、黄色のものを見ると吐き気するのはそう言うことか。
多分色の違いで味そのものは変わらんぞ
見た目に対する印象で想像した味と違うと言う気持ちを増長することはあるかもしれないが
例えばオレンジ色のオレンジジュースに苺の香りや極端だがニンニクの香りをつけると臭いによってオレンジの味ではないと錯覚するように色も色が違うと言うだけで味そのものは変わりはない
目を閉じて口に入れた場合は色なんて関係無いからね
5.は煽り運転に遭いやすい色なので大丈夫と思う方はどうぞ
だんせんおれんじ
が好きです。
青が好きです。