興味深いパンダの雑学
今回はジャイアントパンダ(パンダ)に関する、ちょっと気になる雑学をご紹介します。
全部で36個あります。
1.野生のパンダの平均寿命は20歳。飼育下では、25~30歳と野生よりも長め。
2.目の周りの模様は、赤ちゃんだと丸い形だが、成体になると涙滴型に変わる。
(via New York Daily News)
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3.1990年以降、パンダは絶滅危惧種に指定されていたが、2016年9月にそれが解除された。これは、絶滅危惧種の指定当初、1000匹しかいなかったパンダが、2016年には2000匹近くまで増えたためである。
4.中国においてパンダは、平和の象徴である。100年以上前には、部族同士の争いごとが起きた時、パンダの絵が描かれた旗を上げることで、休戦や争いの終了を知らせた。
(via mandike13)
5.レッサーパンダとジャイアントパンダは、生息地と食物がかなり似ている。どちらも中国に生息し、竹を好む。これほど似ているにも関わらず、レッサーパンダはアライグマの仲間で、ジャイアントパンダはクマの仲間である。
(via wikipedia)
6.パンダは直立できるが、その短い足は体をずっと支えられるほど強くはない。そうではあるが、パンダと体重が同じ他の動物を比べた場合、骨の重さは他の動物よりもパンダの方が約2倍重い。
(via panda)
7.パンダは内股である。彼らは、前足を内側に向けて歩行する。
(via Smithsonian Magazine)
8.パンダの最高速度は時速32kmである。これは100mを11.2秒で走る速さだが、持久力が無い。平均としては人がゆっくりジョギングするのと同じくらいである。
(via San Diego Zoo Blogs)
9.パンダは、映像として情報を記憶する「視覚記憶」よりも、仲間のいる場所や好きな竹がある場所などを把握する「空間記憶」に優れている。
10.一部の中国人哲学者は、宇宙が二つの相反する力、「陰」と「陽」から構成されると考えている。パンダは、この哲学の象徴となる白と黒の毛皮を身にまとっている。そのため中国人は、パンダが穏やかな性格である理由を陰と陽(黒と白)の均衡によって平和と調和がもたらされたためではないかと考えている。
(via wikimedia)
11.メスのパンダは、1年に1回しか排卵しない。それゆえ、メスのパンダが妊娠できるのは1年のうち、たった数日だけ。
12.メスのパンダが、繁殖できる成体になるまでおよそ5年、オスはおよそ7年かかる。
13.飼育下のパンダは、世界にたった240匹しかいない。そのほとんどに繁殖計画が実施されている。
14.パンダの祖先は、中国で800万年前に絶滅したアイルラルクトスである。
(via wikimedia)
15.パンダは、足の裏全体を地面につけて歩行する蹠行(しょこう)性動物である。人間やクマ、霊長類と同じである。一方で、犬や猫、馬は爪先立ちして歩行する趾行(しこう)性動物である。蹠行(しょこう)性動物は、安定した直立が可能である。
16.飼育下のパンダは、野生よりも双子の子どもを産みやすい。
(via Atlanta zoo)
17.生まれたばかりのパンダの半分以上が、病気や母親が引き起こす偶発的な事故で、命を落としている。
18. 1974年~1989年の間に、中国・四川省にあるパンダの住処の半分が、人間の環境破壊によって失われれた。
19.パンダの赤ちゃんは、8月か9月頃に120gほどの体重で産まれてくる。赤ちゃんは、ピンク色の肌、薄くて白い毛皮、長い尻尾で歯は無い。産まれたばかりの時は目が閉じていて、4~6週間ほどすると目が見えるようになる。2ヶ月ぐらいたつと、ヒトの新生児と同じくらいの大きさになる。そして2~3歳頃に、親元から離れて独り立ちする。
20.違法取引市場では、パンダの毛皮が600~1000万円で取引されている。
21.パンダは11種類の鳴き声を使い分けている。そのうち4つは、パートナーを探すときだけに発声する。
22.成体のパンダの体重は、90~135kgである。
23.パンダの母親は、産まれたばかりの赤ちゃんパンダの900倍もの体重がある。これを人間に例えると、3600gの赤ちゃんなら、体重は3265kgになる。
24.パンダは四つんばいだと体長90cm程度で、立ち上がると150cmほどになる。また、オスはメスよりも10%ほど背が高い。
25.パンダの毛皮は見た目は柔らかく、なめらかなように見えるが、実際は硬く、あぶらぎっている。その毛は長さ10cmにも達する。
26.パンダが何故、白黒の毛皮なのかは、未だ科学的に分かっていないが、科学者たちは以下のように複数の理由を挙げている。
・竹林の創り出すまだらな影に擬態することで、外敵から身を守る
・体温を白と黒の部分で調節している
・他のパンダを寄せ付けないためにある(これは、目の周りの黒い模様が大きいほど、攻撃的に見えるため)
27.パンダの歯は、42本ある。また人間のように、パンダも乳歯から永久歯に生え変わる。
(via Vanishing Cultures)
28.パンダは1日14~16時間ほど、竹を食べることに費やしている。
(via Rooster)
29.パンダの食べた食料のほとんどは、消化されずにフンとして排出される。その量は、1日で28kgに達することもある。
30.パンダはたいていの場合、1度の出産で1匹しか産まない。時々、双子として産まれることもあるが、この場合、弱っている赤ちゃんパンダを育児放棄することがある。
31.パンダのまるまるとした顔はとても可愛らしいが、それは脂肪ではなく、筋肉である。パンダのほおとアゴの筋肉はかなり発達しているので、アルミニウム皿程度なら噛んでバラバラにすることができるほどだ。
32.パンダが食べるエサの99%は竹であるが、パンダの消化器官は草食用にできていない。むしろ他のクマと同じように、肉食向きである。実際のところ、パンダは竹の栄養のたった20~30%しか吸収できておらず、シカなどの草食動物が吸収率80%近くであることを考慮するとかなり低い。これは、かつて氷河期の食糧不足から生き残るために、どこにでもある竹を食べるように進化していった結果だと考えられている。
33.平均して、パンダは1日に13kgほどの竹を食べる。ただし春になると食欲旺盛になり、1日で45kgも食べることがある。
34.動物園のパンダは、ほとんどが中国からのレンタルである。レンタル料は、ペア1組で年間1億円、自然死以外の死亡で賠償金5千万円を払わなければならない。
35.パンダは、皮ふの黒い部分に黒い毛が生え、ピンクの部分に白い毛が生える。
36.パンダはクマの仲間だが、冬眠することはできない。これは、パンダが竹だけしか食べないため、体に脂肪をたくわえられないからである。
(via Giant Panda Blog)
参考元:factretriever
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