-70℃超え!人の住む最も寒い場所(オイミャコン他8ヶ所）

(via Bored Panda)

月	平均気温/℃
1月	-42.5
2月	-35.4
3月	-20.8
4月	-3.7
5月	9.1
6月	20
7月	22.7
8月	18.2
9月	8.9
10月	-9.2
11月	-32.7
12月	-42

2.　1月平均気温-45.4℃　ベルホヤンスク（ロシア）

(via estiCurios)

1311人が暮らしているこの町は、1638年に交易の拠点として作られました。金鉱の採掘やトナカイの毛皮取引などが盛んに行われています。

(via googlemap)

夏の気温が30℃以上、冬は-50℃以下になることから、「気温差が最もある町」として世界記録認定を受けています。ちなみに、史上最低気温は-67.8℃で、最高気温との差は、最大で105.1℃にもなります。

10月から4月まで、すなわち1年の半分は、平均気温が-10℃以下であり、-30℃以下になる日も少なくありません。そのため、外を出歩かなかったとしても、大きな毛皮の帽子やコートを、部屋の中で着ていなければならないほどです。

(via ailovei)

3.世界最大の永久凍土に立つ都市　ヤクーツク（ロシア）

(via wikimedia/Bdk)

ヤクーツクはロシアを構成するサハ共和国の首都です。人口は約27万人で、非常に寒いのにも関わらず、人口は毎年数千人規模で増え続けています。

(via googlemap)

冬の間はあらゆるものが凍りつくほどの寒さで、1月の平均気温は-40.9℃に達し、最低気温が-50℃以下になることもしばしばです。また1891年には、-64.4℃という観測史上最低気温を記録しています。

月	平均気温/℃
1月	-39.5
2月	-34.2
3月	-21.1
4月	-5.7
5月	7
6月	15.5
7月	18.6
8月	14.9
9月	6
10月	-8.4
11月	-28.7
12月	-37.9

(via Siberia Stories)

これほど寒いにも関わらず、この都市が発展しているのは、ダイヤモンドがたくさん埋蔵されているためです。ヤクーツクは、世界で5番目のダイヤモンド生産量をほこる都市であり、世界のダイヤモンドの20％はここで産出されています。

ダイヤモンド採掘に関わる労働者は数万人に及ぶとされ、ヤクーツクの経済に非常に大きな活力を与えています。都市はにぎわい、数多くの映画館や、博物館、こんな寒いのに動物園まであります。

(via geocurrents)

4.夏でも4℃以下　バロー（アラスカ）

(via mnn)

バローはアメリカ最北端の都市で、北極点からちょうど2000km離れた場所に位置しています。人口は4581人で、町は地下400mまで土壌が凍りついた永久凍土層の上に立っています。

(via googlemap)

11月の終わり頃になると、1日中、日が沈んだままで太陽が昇ることのない極夜が訪れます。日中でも薄明の状態が、1月頃まで続きます。

(via Sachi Shiksha)

最も寒くなる2月頃の平均気温は-25℃以下で、最低気温は-50℃以下に達します。最も暖かいとされる7～8月でさえ、平均気温は4℃を上回ることがありません。それでもこれだけ人がこの街にいるのは、天然資源が豊富なためです。ここに住んでいる人の多くは、近くで採れる天然ガス関連の仕事に従事しています。

月	平均気温/℃
1月	-25.7
2月	-28.6
3月	-26.5
4月	-18.6
5月	-7.2
6月	0.7
7月	3.9
8月	3.3
9月	-0.7
10月	-9.8
11月	-18.2
12月	-24.9

5.人口10万人超では最北端の都市　ノリリスク（ロシア）

(via reddit)

(via googlemap)

ノリリスクは、人口を17万人以上抱えていますが、冬の寒さは非常に厳しく、2月の平均気温は-25℃に達します。

１年のうち270日程度は、雪でおおわれ、130日程度は吹雪に見まわれ、11月～1月は太陽が登らず、土壌も永久凍土であり、植物はほとんど育ちません。

月	平均気温/℃
1月	-26.9
2月	-27.2
3月	-21.9
4月	-13.9
5月	-4.8
6月	7
7月	14.3
8月	11.4
9月	4
10月	-9.5
11月	-20.2
12月	-25.1

これほどまでに厳しい環境なのに、どうしてこんなに人が多いのでしょうか。

それは、ここが世界最大のニッケル・銅・パラジウムの鉱山だからです。ノリリスクでは、世界のパラジウムの35％、ニッケルの20％、白金の25％を生産しています。

しかし鉱山操業により、大量の二酸化硫黄が排出され、深刻な汚染問題を引き起こしています。酸性度の高い雨が降ったり、高濃度な汚染物質が霧状にばらまかれたスモッグ現象が頻繁に発生したりすることから、2007年には「世界で最も汚染されている場所」という不名誉な選定を受けています。

6.気温差80℃以上　フォート・グッド・ホープ（カナダ）

(via wikipedia/mattcatpurple )

狩猟を主な収入源としている小さな町で、人口は約500人。そのほとんどは、アメリカおよびカナダの先住民の人たちです。

(via googlemap)

ここは、冬の平均気温が-20℃以下になり、夏は最高で30℃近くに達する寒暖の激しい場所となっています。また1月になると、-50℃近くになることも珍しくなく、-56.1℃という最低気温も記録に残っています。