鳥の糞に擬態するクモなど。蜘蛛のすごい雑学34選

2017年2月9日

今回はちょっと驚くようなクモに関する雑学をご紹介します!全部で34種類。
※蜘蛛ぎらいの方は、閲覧注意です。蜘蛛の画像がたくさんあります。

1.現在知られている種だけでも、世界にはおよそ38,000種類のクモがいる。科学者らは、まだまだ発見されていない種が数多くいると考えている

(via Wikimedia)

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2.クモは、南極大陸を除く全ての大陸に生息している

(via Good Free Photos)

3.健全な生態系の維持には、クモは必要不可欠な存在である。害虫を食べ、花の受粉を手伝い、動物の死骸を再循環させ、植物を土に返してくれる。そして、小型ほ乳類や鳥、魚たちの大事な食料源でもある

(via Wikimedia)

4.全てのクモはお尻から糸を吐き出すことができるが、そのうち半分の種はクモの巣を作らない

(via Wikimedia)

ゴキブリなどを食べてくれるアシダカグモなどは、クモの巣を作らずに、エサを求めて歩き回る徘徊性のクモとして知られています。

5.メスのクモの一部は、交尾後にオスを食べることがある

(交尾の後にオスを食べるメス)

(via wikipedia)

6.オスは交尾後に食べられるのを避けるため、メスを糸で縛り上げてから交尾することがある

(ナーサリー・ウェブ・スパイダーという種は、繁殖時にオスがメスを縛り上げる)

(via popsci)

またメスを糸で縛り上げることには、交尾時間を増やして、繁殖しやすくする役目もあります。

7.オスのコガネグモは、交尾後にメスの生殖器を切りとってしまうことがある。これは、他のオスにメスをとられないようにするため

(メスのコガネグモ)

(via wikipedia)

8.クモが自分のクモの巣に引っかからない理由は、二つある。一つ目に、クモの脚部から油が出ていること。二つ目に粘り気がある糸(横糸)とそうでない糸(縦糸)を使い分け、粘り気の無い縦糸部分を慎重に歩いていること

(くっつきやすい横糸とそうでない縦糸)

(via Public Domain)

9.バギーラ・キプリンギは、世界で唯一の草食のクモである

(バギーラ・キプリンギ)

(via wikipedia)

バギーラ・キプリンギの主食は、アリアカシアの葉の先端に出来る黄色い塊で、タンパク質と脂肪が豊富なエネルギー源です。

(バギーラ・キプリンギが食べる黄色い塊)

(via botit)

樹液も食べ、時々はアリの幼虫なども食べますが、栄養源の90%は植物から得ています。

10.人が噛まれた場合、血液疾患を発症するクモが一部いる。たとえば、ドクイトグモの毒は、赤血球を破壊するため、腎臓の損傷や皮ふが黄色くなる黄疸(おうだん)などが起きる

(ドクイトグモ)

(via wikipedia)

11.カバキコマチグモは、母親の体液を子どもに吸い取らせて、自らの命を子どものために捧げる

(via wikipedia)

12.クモは青い血が流れている。人間の場合、「鉄」を含むヘモグロビンが血液中にあるため赤色を示すが、クモの場合は「銅」を含むヘモシアニンがあるため青色になる

(via Pixabay)

13.トタテグモは、約3億年前に生きていたクモとよく似た特徴を持つことから、「生きた化石」と呼ばれている。全長は1.5cmほどで、フタ付きの巣穴を作って暮らしている

(via wikipedia)

14.世界で最も大きいクモは「ルブロンオオツチグモ」である。全長は10cm以上になり、脚を広げた大きさは最大28cmに達する

(手よりも大きいルブロンオオツチグモ)

(via Our Breathing Planet)

生息地は南米の熱帯雨林で、ゴライアス・バードイーターとも呼ばれています。バードイーターという名付けは、ハチドリなどの小鳥を捕食するためです。

これだけ大きいこともあって、メスの寿命は15~25年と普通のクモ(1~2年)よりかなり長いです。ただし、オスの場合は、繁殖可能になる年齢(3~6歳)で寿命を迎えます。

(鋭く大きな牙を持つ)

(via Reddit)

攻撃的な性格で、外敵が近づくと鳴き声で威かくします。それを無視すると、毒毛を飛ばしてきます。牙の長さは最大で4cm弱あり、噛む力がかなり強く、人間の皮ふなら簡単に突き破ることができます。

15.世界一小さなクモは、「ユアギグモ」である。成体で最小0.3mmほど。

(via Bilgilistesi)

16.脚を広げた時の大きさで見ると、世界一大きいのはアシダカグモの最大種、ジャイアント・ハンツマン・スパイダー。最大30cmに達する

(via asklatisha)

17.クモの糸は体内では液体だが、吐糸管から吐き出されて空気に触れると、固体の糸になる。一部のクモは、滑らかなもの、粘ついたもの、乾いたもの、伸縮性が強いものなど、最大で7種類の糸を吐出すことができる

(via wikipedia)

18.クモの糸は、同じ厚みの鉄と比べると、5倍の強度をほこる。もし鉛筆と同じくらいの太さ(直径約1cm)のクモの巣があれば、飛行中のジャンボジェット機を捕まえることも可能である。

(via Ed Nieuwenhuys)

19.メダマグモは、虫が近寄ってくると投網をして獲物をとらえる

(via wikipedia)

前脚の部分に小さな網を張り、虫が近づいてきたところで、その網を広げて覆ってしまいます。

20.ハチドリは巣を固めるのに、クモの巣を接着剤として使うことがある。ただ、そのクモの巣にひっかかって餌食にされてしまうこともある

(via Gadoo)

(クモの巣に引っかかってしまったハチドリ)

(via YouTube)

21.クロゴケグモとシドニージョウゴグモ、ドクイトグモの3種は極めて危険なクモで、いずれも咬傷による死亡例がある。

(クロゴケグモ:生息地:北アメリカ)

(via wikipedia)

(シドニージョウゴグモ:生息地;オーストラリア)

(via wikipedia)

(ドクイトグモ:生息地:北アメリカ)

(via wikipedia)

22.世界最速のクモは、ジャイアント・ハウス・スパイダーで、秒速53cm(時速1.89km)。ヨーロッパに生息し、脚を広げると全長10cm近くになる種

(via wikipedia)

23.クモには歯が無いので、食べ物を噛んで消化することが出来ない。その代わり、獲物に消化液を注入して臓器を溶かし、液体にして飲み込むことが出来る

(via pixabay)

24.ナワナシナゲナワグモは、鳥のフンに擬態するクモである。これは外敵から身を守るためにやっている

(via wikipedia)

(上から見たナゲナワグモ)

(via Arachne)

25.ハエトリグモは、最大で自分の全長の40倍ものジャンプが出来る。人間に例えれば、約70mのジャンプが出来ることと同じである

(ハエトリグモ)

(via wikimedia)

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雑学

Posted by uti