死亡例もある非常に危険なおもちゃ8種類

極めて危険なことから、既に販売が中止されている海外のおもちゃをご紹介します。全部で8種類あります。

1.ギルバートのU-238原子力研究室

(via wikimedia)

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世界で最も危険なおもちゃとも言われています。現在では絶対にありえないことですが、このおもちゃには被爆の危険性がある放射性物質が含まれていたのです。

原子力研究室という名前の通り、子どもたちが原子について研究するキットであり、具体的には放射性物質から放たれる放射線の動きを見るというものでした。実際に放射性物質として、ウランの他、ポロニウム(210Pb)、ルテニウム(106Ru)、亜鉛(65Zn)が同梱されていました。

また、これらの放射性物質から生み出される放射線を観測するために、以下のウイルソン霧箱という装置が入っていました。

(↓放射線を観測するためのウイルソン霧箱)

(via wikimedia)

この装置の中に霧を満たして放射性物質を置くことで、秒速2万㎞に達する放射線の動き(軌跡)をとらえることができたのです。

【↓実際にはこのように放射線の動きが見える。真ん中に置かれているのはポロニウムで、花びらのように放射状になっているのが放射線の原子】

(via wikimedia)

このキットは、1950年に約5万円の価格で売り出されました。あまり売れ行きが良くなく、販売数は5000個以下とされています。

そして発売から1年後には、このおもちゃを通して子どもが放射線源を摂取する可能性が指摘され、店頭から姿を消すことになったのです。

2.キャベツパッチ・スナックタイム・キッズドール

(via toybook)

見た目は普通の子ども向けドールですが、他の人形と違うのは口で噛める機能が付いているところです。ただし咀嚼(そしゃく)すると言っても、歯などの鋭利なものは付いておらず、モーターが動いてモノを飲み込むだけでした。

(via ThingLink)

この咀嚼機能は、本物の食物では無く、付属のプラスチック製フードを人形に食べさせるために作られていました。

しかし、モーターの力が強すぎたのか、髪の毛や指が口の中に入ってしまい抜けなくなって、ケガをする子どもが出たのです。

アメリカ・サウスカロライナ州では、3歳の子どもの髪の毛が、ドールの口の中に入って抜けなくなり、髪の毛が根元からちぎれて、部分禿げが出来てしまう事故が起こりました。その他にも髪の毛がドールに飲み込まれて、取り出せなくなった子どももいたのです。

(↓髪の毛を飲み込むドール)

(via youtube)

このドールはCMも大々的にやっていたため、50万体近く売れていました。しかし、このような事故が続発したことで、発売後から1年後の1997年に、約50万体分のリコールと4000円の払い戻しが行われることになりました。

アメリカで放送されていたドールのCM

3.ベルドバックル・デリンジャーキャップガン

(via burlingamepezmuseum)

1959年にアメリカで販売された、ベルトにミニガンが埋め込まれたおもちゃです。銃弾はプラスチック製で、.22ロングライフル弾と同様の形をしています。射程距離は5mほどとされています。

この銃の面白いところは、銃をベルトから抜き出すことなく、お腹を突き出すだけで撃てることでした。

(↓ベルトバックルガンの使い方)

(via ebay)

弾を込め、ベルトを装着し、セーフティロックを外すと、銃が撃ち出せるようになっています。

(↓撃ち出すときのイメージ。お腹を張る)

(via imgur)

おもちゃの銃としては威力が高く、しかもこのような腹を出すことで引き金を引くタイプだったので誤射が頻発し、ヤケドやケガを負った子どもが出たため販売中止になりました。

4.ジャーツ

(via Noticiario)

ジャーツとは、芝生の上でするダーツのことです。芝生に置いたリングめがけて長さ30cmほどのダーツを投げ、リングに入ったダーツの数でスコアを競います。

ジャーツは、1980年代にアメリカで一世をふうびした大人気のゲームでしたが、ダーツ本体が大きく、その先端が金属であったため、フレンドリーファイヤーで多くの子供が病院送りになっています。

(↓他の人の体に刺さる事故が多発した)

(via atariage)

ダーツが刺さったことで死亡者も出ており、それがきっかけでアメリカではジャーツの販売が全面的に禁止されることになりました。

ジャーツは最も子どもにケガをさせたおもちゃの一つとも言われ、販売されていた8年の間に、6100人の子どもが救急処置室に送られました。犠牲者の81%が15歳以下で、半分以上は10歳以下でした。

その後カナダでも販売が禁止されましたが、ダーツの先端がプラスチック製で安全が確認されているものについては、販売が許可されています。

(↓カナダではまだ売っているが、ダーツの先端がプラスチックになっている)

(via wikimedia)

5.スカイダンサー

(via Etsy)

スカイダンサーのCM動画

スカイダンサーは、1990年代にアメリカで大流行した空飛ぶお人形です。人形にプロペラ式の翼が付いていて、付属のひもを引っ張るとヘリコプターのように上空に舞い上がります。スカイダンサーはアメリカ国内で大ヒットし、この人形を主人公としたアニメも製作されるほどの人気ぶりでした。

(via CraveOnline)

人がいない場所で飛ばすことには問題が無いものの、人に向けて飛ばしてケガをする事故が続出し、その事故件数は100件以上に上りました。この事故により、発売から6年後の2000年には、およそ90万体のリコールが行われることになりました。

6.アメリカンクラッカー

(via wikimedia)

アメリカンクラッカーの遊び方

1960~1970年にアメリカで大流行したおもちゃで、日本にも1970年代に輸入されており、ヒット商品となっています。

このおもちゃは、二つのボールがくっついたヒモを指にはさみ、上下に動かしてボール同士をぶつけあわせ遊ぶものです。上手い人ほど連続してカチカチと音を立てることができます。

この二つのボールが硬く、結構な速度でぶつかりあうため、近くにいた人がケガをすることがありました。また、ボールが外れて飛んでいったり、ボール同士がぶつかった時に割れたりしてケガをする人も出ました。

このような事故が起きたことで、1985年にアメリカンクラッカーの販売は禁止されることになりました。

7.ウォーター・バルツ

(via Smosh)

水に入れるとふくらむビー玉サイズのボールです。ウォーター・バルツは、芳香剤のビーズやおむつ、生理用品などに使われている吸水性高分子をおもちゃとして再開発したもので、たくさんの水を吸います。

水に約2時間つけると直径が約2倍となり、12時間では約4倍、4日間では約5倍になります。

【↓4日間水につけたウォーターバルツ(左)】

(via Well)

ウォータバルツは水を吸って巨大になることから、誤飲による事故が起きています。2012年には、8ヶ月の乳児が誤ってウォーターバルツを飲み込み、腸の通り道をふさいで便秘となり、あやうく腸が破裂する事態となりました。この赤ちゃんは手術によって腸から直接ウォーターバルツを取り除いたことで、一命をとりとめました。

このような事故が多発するおそれから、製造元が自主回収することになったのです。

(↓赤ちゃんの腸から取り出されたウォーターバルツ)

(via CBS News)

8.オースティン・マジックピストル

(via linkbeef)

ピストルにピンポン玉を詰め、引き金をひくと玉を飛ばすことができるおもちゃです。一体何の危険があるのか?と思うかもしれませんが、玉の飛ばし方が極めて危険なものだったのです。

ピストルには炭化カルシウムが入っており、これを水と反応させることで、爆発性の高いアセチレンガスを発生させ、その圧力で玉を飛ばしていたのです。

(via YouTube)

アセチレンガスは非常に危険なガスであり、着火温度が低く、衝撃などによって爆発することがあります。また炭化カルシウムは、日本において第3類危険物に指定されていることからも分かるように、子どもが扱えるようなものではありません。

実際に使用している動画(40秒~あたりから)

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雑学

Posted by uti