噛む力で見る最強の犬ランキングトップ12

犬種間での噛む力、咬合力のランキングをご紹介します。噛む力の単位はPa(パスカル、N/m2)。このPaだけだと分かりづらいので、実例として「人間の噛む力は110万Pa」を挙げておきます。

基本的に体が大きく、頭の大きい犬種ほどアゴの力が強いため、噛む力は強くなる傾向があります。それでは12位から順に見ていきましょう。

12位.ベルジアン・シェパード・ドッグ・マリノア 134万Pa 人間の咬合力の1.22倍

(via wikimedia)

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ベルギー生まれの牧羊犬で、中型~大型犬種。ジャーマンシェパードと若干似ているが、ベルジアンの方が毛が短めで、角ばった体つきをしている。ベルジアンは19世紀頃までは牧羊犬として数多くいたが、機械化によって一度絶滅の危機におちいった。

現在ではその優れた嗅覚と警戒心の強さを活かして、警察犬や麻薬探知犬として活躍しており、米国大統領の警護を行うシークレットサービスやオーストラリア空軍にも所属することで知られている。

11位.チャウチャウ 152万Pa 人間の咬合力の1.38倍

(via Wikimedia)

中国生まれの大型犬。首周りの毛が多く、ライオンのたてがみのようであるから、中国語では「ふっくらしたライオン」という意味の「鬆獅犬」という名前が付いている。

チャウチャウはかつて、家畜の管理、狩猟、警備など飼い主の仕事手伝いをする犬だった。13世紀頃には、モンゴルの中国およびヨーロッパの侵攻にチャウチャウが連れ立ち、一緒に戦ったという記録も残されている。

その強靭な肉体から、闘犬としての能力は高いものの、基本的には穏やかで物静かな性格である。

10位.ダッチ・シェパード 154万Pa 人間の咬合力の1.4倍

(via wikimedia)

ジャーマンシェパードや先に紹介したベルジアンと親せき関係にあるオランダ生まれの牧羊犬。ダッチ・シェパードの大きな特徴は、ブリンドルと言われる毛皮のまだら模様で、これが無ければこの犬種として認められない。

古くから使役犬として人の手助けをする役割を担っており、猟犬や番犬、牛追いのほか、警察犬や軍用犬などとして活躍している。扱いやすさからペットに向いているが、とても活動的であり、かなりの運動量が必要となる。

9位.アメリカン・ピットブル・テリア 162万Pa 人間の咬合力の1.47倍

(via Wikimedia)

アメリカで品種改良され生まれた闘犬。一般的に、略称でピットブルと呼ぶ。中型犬としては、かなり噛む力が強く、そのうえ攻撃的な性格であることから、ヨーロッパやオーストラリアなど複数の国で輸入や飼育が禁止されている。

実際に、2016年にアメリカで起きた犬の咬傷死亡事故の71%がピットブルによるものであり、あらゆる犬種の中で1位となっている。犠牲者の多くは飼い主本人ではなく、その子供や友達、親せきなどの場合が多い。

基本的に飼い主に対しては、強い忠誠を示す。

8位.ジャーマン・シェパード 164万Pa 人間の咬合力の1.49倍

(via Pixabay)

ペットとして世界中で人気のある犬種。アメリカでは2番目、イギリスでは7番目に登録数が多い。犬種の歴史は比較的浅く、ドイツで牧羊犬として生まれたのは、1899年のこと。

だが現在では、その知能の高さ、強靭さや従順さ、訓練能力が優れていることから、牧羊の仕事に限らず、あらゆる仕事を任せられるようになった。救助犬や警察犬、軍用犬、盲導犬などとして世界中で活躍しているのだ。

7位.ドーベルマン 169万Pa 人間の咬合力の1.53倍

(via Pixabay)

この犬種は、税務官のカール・ドーベルマンが1890年に生み出した。彼は現金を集めるのが仕事であったため、強盗に襲われないように身を守る必要があった。そこで、警備犬としてジャーマンシェパードとその他の犬をかけ合わせてドーベルマンを生み出したのだ。

警備犬の素質を持って生まれたために、家族以外にはきわめて警戒心が強く、攻撃的になりやすい。番犬としては最適の犬種といえる。

また、ジャーマンシェパードの知能の高さを受け継いでいるため、軍用犬や警察犬などとしても活躍している。

6位.アメリカンブルドッグ 210万Pa 人間の咬合力の1.91倍

(via Wikipedia)

たくましい筋肉質の体型に大きな顔、太い首を持つゆえに、力がかなり強い。その筋力ゆえ、垂直方向に1m近く跳び上がることができる。元々、イノシシなどの害獣を殺したり、家の財産を強盗などから守るために生まれた犬種である。

とても活発で勇敢、社交性が高く感情豊か。飼い主との絆は強く、小さな子どもにも寛容である。

5位.ロットワイラー 226万Pa 人間の咬合力の2.1倍

(via wikimedia)

家畜等の動物を殺す屠殺人が、かつてロットワイラーに食肉を運ばせていたことから、この犬種の名前には「屠殺人の犬」という意味がある。

体型は筋肉質でがっしりとしており、恐れを知らない勇敢な性格から現金を守る警備犬としても使われていた。かつては、飼い主が金の入れた袋をロットワイラーの首にさげ、持ち歩くようなこともあったそうだ。

飼い主や自分自身に対して危険が迫ると、攻撃のスイッチが入りやすいため、ロットワイラーによる咬傷事故は比較的多く、ピットブルの次に死亡者が多くなっている。

4位.狼犬 280万Pa 人間の咬合力の2.55倍

(via Wikimedia )

家畜化したオオカミとハスキーやシェパードを交配した犬種。オオカミの形質を受け継ぐため、聴覚と嗅覚は他の犬よりも優れている。

性格は個体によって大分変わるが、基本的に通常の犬よりも警戒心が強く、独立心が強いため、飼いならすことは難しい。

ただ、一度仲間として認められると、強い絆が生まれ、きわめて従順になる。

3位.イングリッシュ・マスティフ 383万Pa 人間の咬合力の3.48倍

(via sitnotbark)

このランキングの中では最も大きな犬種で、体重は上記の全犬種の2倍以上。80kg近くに達する。元は闘犬として生まれたが、巨大な体に反して、非常に穏やかな性格であったため、闘犬として使われることはなくなっていった。

他の犬種に比べると活発ではなく、あまり遊びたがらないが、1日に食べる量は2kg前後とかなり多い。その噛む力の強さも、巨体のためである。

※同じくマスティフ犬のボルドー・マスティフも同位であった。

【ボルドーマスティフ】


ボルドーマスティフはフランス生まれの大型犬で、同じく闘犬として生まれた犬種。

2位.カネ・コルソ 483万Pa 人間の咬合力の4.38倍


イタリアン・マスティフとも呼ばれ、先程紹介したイングリッシュ・マスティフのようにがっしりとした体つきをしている。本種は、古代イタリアで軍用犬として使われていた絶滅犬種を復活させたもので、2007年に犬種として登録された。

体重は50kgほど、体高は70cmほどで、かなり大型。その大きさに反して、通常時は静かで穏やかな性格。ただ番犬として使われることもあり、他のネコや犬を嫌うことが多い。

家族に対しては愛情深さを示すが、きちんとしつけをしなければ社交性が身につけられず、外部の者に対して攻撃的になりうる。そのため、子犬の頃から厳しくしつけをする必要があり、初心者には向かない犬種である。

1位.カンガール・ドッグ 512万Pa 人間の咬合力の4.65倍

(via quora)

トルコの国宝に指定されている犬種。トルコ東部のカンガール郡で、古くから牧羊犬や番犬、軍用犬として使われていた。クマやオオカミ、ジャッカルなどから家畜を守ってきたこともあり、警戒心が強く、かなり勇敢で保護欲が強い。

またイングリッシュ・マスティフにはかなわないが、カンガールもかなり巨体で、体重は60kg、体高は80cm近くになる。

※各咬合力の値は、以下を参考にした。
petcomments,topdogtips

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雑学

Posted by uti