奇妙で恐ろしい昆虫の雑学8つ
1.ヒトヒフバエの幼虫は、人間の皮ふの中に入り込む
(via wikimedia)
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人の皮ふに入り込むハエがアメリカ大陸に生息している。ヒトヒフバエは、蚊に卵を産み付けることで人の皮ふに寄生するハエだ。
その卵は蚊が人の血を吸っているときに孵化する。生まれたての幼虫は、蚊の体から落下して人の皮ふに着陸、そして刺された患部から皮下組織へもぐり込む。
(via wikipedia)
人肉を食べながら成長し、約8週間過ごした後、さなぎになるため皮ふを突き破って抜け出てくる。その後、土の中でさなぎとして1週間過ごし成虫となる。
寄生された場合の簡易的な治療法は、寄生箇所にワセリンを塗って幼虫の空気孔をふさぎ、殺してしまうことだ。処置から1日後くらいには幼虫が窒息死するので、その死んだ幼虫はピンセットなどで除去する。
2.ゴキブリは人間の体をつまむのが好き
(via savageblackout/flickr)
ゴキブリは人間を丸ごと食べてしまうことは無いが、おかわり自由のビッフェスタイルで人体を味わっている。ワモンゴキブリにおいては、足の爪、まつげや髪の毛、皮ふを食すことが知られているのだ。
3.オオスズメバチの毒は、人間の肉を溶かす
(via me.me)
日本で最も強力な毒を持つオオスズメバチは、毎年30~40人の死亡者を出している非常に危険なハチである。全長は最大5cmほどに達し、毒針の大きさは6mmになる。毒は人の皮ふを侵し、アナフィラキシーショックや心停止により死をもたらす。
しかも一度攻撃を仕掛けられると、逃げるのは困難だ。攻撃対象を時速40kmで追いかけ回し、スタミナに優れ、1日に100km近くを移動することができるからだ。
4.蚊は最も危険な生物
(via Wikipedia)
血を吸うだけで大したことない生物だと思われがちだが、最も死亡者を出している生物である。マラリアやデング熱などの感染症を引き起こし、毎年7億人近くを病気に感染させ、約100万人の命を奪っている。
5.ハエは5分毎に糞をして、食物を消化するために嘔吐する
(via PxHere)
ゴキブリに比べると嫌われ具合はそうでもないが、ハエはゴキブリよりも汚く、2倍近く細菌を保有しているという研究結果がある。その汚さの原因は、ハエが家の中のゴミや外にある糞など、汚い物を脚や体中の毛に付着させてくるからだ。
また食物を液状にして消化するため口から消化酵素を吐き出したり、腸のぜんどう運動が活発なため5分毎に糞をしたりと汚さでは他の動物の追随を許さない。
6.刺されたら最も痛みが強い昆虫は、アリ
(via wikimedia)
中央~南アメリカに生息するサシハリアリは、弾丸アリとも呼ばれるほどで、その痛みは銃弾を受けたときのようなものだという。激痛は24時間止むこと無く続き、あまりに痛いので体の震えが止まらなくなるそうだ。
だが痛みがあるのは刺された周囲だけで、死ぬこともない。
7.地球上の蚊は、年間およそ600万リットルの人間の血液を飲んでいる
(via Pixabay)
これはオリンピックサイズのプール2.5杯分(50m)に匹敵する。また1匹の蚊が吸血する量は0.000005リットルで、蚊に噛まれる回数は、年間約1.2兆回に及ぶ。
8.地球上におよそ11.9京匹のハエがいると推測されている
(via Pexels)
もし地球上の全てのハエを一列に並べたらなら、その距離は7547億kmで、地球から太陽までを2500回以上往復できるほどである。
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