体のパーツが余分にある人たち・5人

2018年11月8日

1. 8つの手足を持っていた少年

(via Barcroft)

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ディーパック・パスワン君は、双子の一人として生まれるはずだった。だが母親のお腹の中で、双子はうまく分離されることなく生まれてきてしまった。

ディーパック君にお腹にくっついているのはもう一人の双子であり、手足のみが伸びている。彼が摂取した栄養の一部は、この寄生体に流れ、彼とともに成長を続けてきた。

ディーパック君はこの見た目が原因で、「悪魔」や「奇形」と呼ばれていじめられ、辛い日々を送ってきた。だが一方でヒンドゥー教の巡礼者には、複数の腕を持つヴィシュヌ神の生まれ変わりだとして崇められてきた。

しかし両親は息子がいじめられたり、神のように扱われたりするのではなく、普通の子供として生活してほしかった。その願いを叶えるため、切除手術を行ってくれる病院を探したところ、約900万円の手術を慈善事業として無料で引き受けてくれる病院が見つかった。

【手術後のディーパック君】

(via Barcroft)

その病院での切除手術は成功し、ディーパック君は他の子供と同じ普通の生活を送れるようになった。

2. 4つの腕と4つの脚を持つ女の子

(via wikipedia)

インドに住むラクシュミ・タトマちゃんも、ディーパック君と同様の双子であった。彼女の場合は、坐骨でもう一人の双子と結合し、寄生体は頭部が萎縮、胸は未発達となって、ほぼ四肢のみだけが飛び出ているような外見だった。

その姿は4本の腕を持つヒンドゥー教の女神、ラクシュミーのようであるため、神の生まれ変わりとして崇拝されることもあった。彼女の名前は、その神の名からとったものだ。

また2歳の頃にはインド中に彼女の存在が知れ渡ってしまったことで、サーカスから娘を売って奇形ショーへ出演させないかというオファーが両親に来ることもあったという。

両親は日雇い労働者で1日60円ほどしか稼げなかったため、娘に切除手術を受けさせる余裕はなかった。だがスパーシュ病院のシャラン・パティル医師が、無料の手術に名乗りをあげてくれた。

【手術後のラクシュミちゃん】

(via Barcroft)

彼を含む30人の医師チームが結成され、27時間におよぶ大手術が行われた。推定費用は7000万円以上とされる。ラクシュミちゃんの手術は成功し、彼女の兄と一緒に学校へ通えるほど元気になった。

3. 5つの腎臓を持つ男性

(via Daily Mail Online)

ビール好きのロブ・ブラウンさんは、腎臓が5つあるおかげで二日酔いしないと語っている(実際には肝臓でアルコールが消費される)。5個の腎臓を持つのは世界で2人しか確認されておらず、きわめて珍しいことだ。

通常の人は2つある腎臓をブラウンさんは5つ持っているわけだが、実際に機能しているのは2つだけである。残り3つは尿管につながっていないので、尿を作り出す役目を果たせない。

しかも通常は、2つの腎臓が体の左右にそれぞれ並んでいるが、ブラウンさんの場合は、5つがひとかたまりになっている。

このことが分かったのは、背中や腹に痛みがあり、病院を訪れたことがきっかけだった。そのときの診断は、ビールの飲み過ぎによる腎臓結石だったが、飲酒を止めるつもりはないらしい。

4. 四本脚の女性

(via wikipedia)

1868年にテネシー州で生まれたマートル・コービンは、2つの骨盤にそれぞれ1組の脚を持つ女性であった。また子宮も両側に2つあった。内側の脚は小さく、動かすことはできたが、歩くことはできなかった。そのため外側の脚2本だけで歩行していたという。

家族は彼女が金になると早くに勘付き、13歳のときにサーカスのフリークショーで働かせた。彼女はたしかにサーカスで人気者となった。その人気は、彼女の格好をした偽物が他のサーカスで現れるほどだった。

彼女は先天的な障害があったものの、19歳で結婚し1人の息子と3人の娘を産んでいる。ちなみに、2つの子宮がある彼女だが、最初の妊娠は左側の子宮に身ごもっていたそうだ。

5.カメのコウラのような異物があった男の子

(via PatrynWorldLatestNew)

ほくろがあるのは普通のことだが、スリランカに住むディディエ・モンタルボ君のほくろは巨大すぎた。治療にあたった医師も、ここまで大きなほくろは見たことがなかったという。

彼の背中には、ほくろが生まれつきあったが、成長とともに大きくなっていったため、周囲から悪魔に呪われていると言われるようになり、彼の家族全員が仲間はずれにされた。

だが不幸は長く続かなった。イギリスで切除手術を無償で行ってくれる医師が見つかったのである。この医師によれば、体重の20%がほくろの重さになっており、がん化する可能性もあったので除去は必須だったという。

(via Daily Mail)

切除手術は無事に終わり、彼とその家族は再び笑顔を取り戻すことができた。

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雑学

Posted by uti