オーストラリアで見つかった怖い生物10種

オーストラリアで発見されたインパクトのある生物たちをご紹介するよ。全10種。

※一部大きなミミズがいるので注意(10番目)

1.ダンボ・オクトパス

(via Marine Biodiversity Hub )

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タコの中で最も深い海にいる種で、水深7000m以上でも発見されている。ダンボという名前はディズニーの空飛ぶゾウ、ダンボにちなんで名付けられた。これは下の写真で分かるように、目の上にある耳のようなヒレがダンボのようだから。

(via wikipedia)

全長は平均で20cmほどだが、これまでに全長1.8m、体重5.9kgの巨大個体も見つかっている。

2.クモヒトデ

(via Marine Biodiversity Hub )

見た目は恐ろしいが、人間に害を与える生物ではなく、ヒトデの近縁種である。水深200m以上の海底をはって泳いでおり、ヒトデのように浅瀬では見られない。ムチのような長い5本の腕が特徴的で、その長さは最も大きな種で60cmになる。

3.ウミグモ

(via Marine Biodiversity Hub )

海にいるクモという名前だが、クモとは別種の節足動物。1mmにしか満たない種もいるが、写真のような深海で見つかった種は、最大で70cmにも達する。だが陸上のクモのように早く歩くことはできず、非常に鈍いので見た目ほど怖くはない。

(via nowyouknowfacts )

4.顔のない魚

(via Marine Biodiversity Hub )

オーストラリア東部の水深4000mで捕獲された非常に珍しい魚。これ以前に一度しか見つかっておらず、そのときは1873年のパプアニューギニアであった。

見た目はオタマジャクシのようで、目はなく、口が体の下についている。名前は不明だが、うなぎを圧縮したような見た目が特徴のアシロ科の魚であると考えられている。目が無いのは、光の届かない深海に住んでいるためで、必要ないからだ。

5.コラリモルフス

(via Marine Biodiversity Hub )

イソギンチャクやサンゴの仲間で、海底に付着している。真ん中の口から放射状に短い刺胞があり、これを使ってプランクトンなどのエサを捕獲する。

6.シンカイエソ

(via Marine Biodiversity Hub )

深海の最上位捕食者であり、針のような鋭い歯で固い貝類など何でも食べてしまう。水深600~3500mで見られる。全長は70cmに達し、この水深域ではかなり大型の魚といえる。

【トカゲのような外見】

(via wikipedia)

発達した大きな目は、深海のかすかな光をとらえて獲物を捕獲するのに役立つ。また肝臓が非常に大きく、全体重の20%を占めている。この肝臓にエネルギーをためこみ、エサの少ない深海で生き延びているのだ。

7.ニュウドウカジカ

(via Marine Biodiversity Hub )

世界一醜い動物として有名になったオーストラリアの深海魚。水深600~1200mに生息しており、通常の60~120倍の気圧に耐えるため、体がゼラチン状になっていてブヨブヨとしている。

(via Claf Hong)

またこのゼラチンは、水よりも密度が若干小さいため、ほとんどエネルギーを消費すること無く海底を浮いていられる。

8.ナガツエエソ

(via Marine Biodiversity Hub )

尾びれと腹びれが異常に長い深海魚。頭から尾までの全長は最大で37cmほどだが、ヒレは1m以上になる。このヒレで海底に体を固定させて獲物が来るのを待ち受けるのだ。

【ヒレで直立するナガツエエソ】

(via fishesofaustralia)

【動画】

9.ホウライエソ

(via Marine Biodiversity Hub )

口を完全に閉じることができないほどの巨大な牙を持つ深海魚。全長は30~60cmである。体は発光器で覆われており、エサをおびき寄せたり、オスとメスでコミュニケーションしたりするときに光る。

10.メガスコリデス・アウストラリス

(via imgur)

きわめて巨大なミミズで、全長は最大3m、胴の太さは直径2cm以上になる。重量も平均200gである。地上に姿を現すことはめったになく、草地に深さ50cmほどの穴を掘って過ごしている。穴の中で移動するときには、ゴボゴボと音がするので居場所を特定しやすい。

無セキツイ動物としてはかなり寿命が長く、成熟までに5年で10年近くは生きる。このミミズも普通のミミズと同じく、土を栄養豊かな天然肥料へと変えてくれる有用な種である。

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動物

Posted by uti