世界の山の恐ろしい言い伝え(5峰)

2019年4月5日

海外で有名ないわくつきの山々をご紹介していこう。全5山。

1.グレート・スモーキー山脈のスピアフィンガー

(via wikimedia)

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アメリカ・テネシー州とノースカロライナの州境にあるこの山脈は、アパラチア山脈の一部であり、隣接する国立公園は毎年数百万人が訪れる人気の観光スポットである。

しかし、ここには先住民のチェロキー族が恐れるスピアフィンガーが潜んでいたとされる。スピアフィンガーは日本語で「槍の爪」という意味であり、その名前の通り、右手指に鋭い爪が伸びている。この爪は犠牲者の体を突き刺し、好物である肝臓を食すためにある。

(via staatenlose)

特にこの怪物が好むのは、子どもの肝臓だ。チェロキー族は、子どもがこの山で行方不明になったとき、スピアフィンガーがさらっていったに違いないと考えていた。

スピアフィンガーは、子どもの前では老女として現れ「私と一緒に過ごさないか」とたずねてくる。それを受け入れ、気を許してしまうと最悪の結末が待っている。

ある犠牲者の少女は、老女の姿をした怪物に心を許し、膝枕をしてもらった。髪をなでられて気持ちよくなった少女は、寝入ってしまった。するとその老女は、隠していた鋭利な爪で彼女の体を突き刺し、肝臓を取って生で食べたという。

(via Goodman Darkness)

スピアフィンガーが近くにいるとき、ハエの群れのたかる音が聞こえてくるという。臓器を生食するために、ひどい悪臭がするのだ。先住民はこの音で、怪物の存在を察知していた。

この怪物は、最終的に地元の戦士が罠でとらえ殺害した。だが現在でもその魂は、この怪物が死んだ罠の近くでさまよっていると言われる。

2.ブラック・マウンテンの首なしアニー

(via Cool Interesting Stuff)

1930年代、アメリカ・ケンタッキー州のブラック・マウンテンは、炭鉱でにぎわっていた。だがそこで働く炭鉱夫たちの労働条件はきわめて悪く、まともな給料は払われていなかった。

その是正を求めて立ち上がったのが、炭鉱夫であったアニーの父親だった。彼は仲間の炭鉱夫を説得し、労働組合を立ち上げ、炭鉱会社に対して正当な給料を支払うよう求めた。

だが彼らを管理する会社側はその訴えに耳を貸さず、それどころか二度と反抗できないように組合のトップであるアニーの父親を殺害して組合の解散をさせようとした。

炭鉱会社は、ある夜に暴漢らをアニーの自宅に向かわせ、アニーとその両親を誘拐させ、ブラック・マウンテンの森に連れ去らせた。

(via Wikimedia )

その森で暴漢たちは、最初にアニーの父親の脚を切り落とし、高い木の枝にフックでぶらさげた。父親が家畜のブタのごとく失血死していく姿をアニーは強制的に見させられた。母親もこのようにして惨殺され、最後はアニーの番だった。

暴漢はアニーの頭を切り落とし、切断された頭部および胴体を道路の崖から投げ落とした。彼女の遺体は数日後に発見されたが、野生動物に一部が食い荒らされていた。そしてこの事件は、現在まで法の裁きを受けていない。

(via Sooner Sasquatch)

この殺人事件が起こってからというもの、この山の道路では度々首のない幽霊が目撃されている。首無しアニーは、運転中の車の前に突然現れ、ボンネットに飛び乗って車をエンストさせてしまう。そして車の窓ガラスを叩き、窓が開いてないか確かめる。もし開いていれば、運転手に近づき頭をもぎとろうとするという。

3.カルカハカ(ブラック・マウンテン)

(via wikimedia)

2番目に紹介した山もブラック・マウンテンだが、こちらの山はオーストラリア・クイーンズランド州にある。山全体が黒色の巨岩で覆われており、一部は小屋並みの大きさがある。地質学者によると、これらの大量の岩は数百万年前にマグマが固化して形成されたものだという。

(via WeekendNotes)

ここは、不可解な失踪が相次ぐ山として、よく知られている。1877年にヨーロッパ人の入植者がこの山で姿を消して以来、何件も同様の事件が発生しているという。行方不明になるのは人だけでなく、馬や畜牛の群れもこつ然と消えている。また、それらを捜索しに山へ向かった地元警察やボランティアも行方不明になってしまった。

これに加え、周りに誰もいないのに人影のようなものが目撃されたり、奇妙な声が聞こえたりなど不可解なことが起きている。またパイロットは、この山周辺で特異な乱気流や磁場の外乱が起きたと報告している。

これらのことから、この山は「死の山」あるいは「オーストラリアのバミューダトライアングル」と呼ばれることがある。

4.アルビノの食人鬼族

(via relyonhorror)

アメリカ・ペンシルバニア州のヘイコック・マウンテンには、肌が真っ白のアルビノ部族が暮らしており、不運にも山に迷い込んだ遭難者を襲ってその人肉を食べる。

この部族は近親婚の風習があるため、このような特殊な性質を一族全員が受け継いでしまっているのだという。

彼らは、森の中の窓のないコンクリートの家に住んでいる。その家の近くで車のクラクションを3回鳴らすと、彼らが出てきて襲いにくるという言い伝えがある。

5.ビッググレーマン(ベン・マクドゥイ山)


この伝説は、1925年にスコットランドのベン・マクドゥイ山を登頂したノルマン・コリー教授の話に基づいている。その話は、彼がイギリスで2番目に高いこの山(1309m)から下山する時のことだった。

【ベン・マクドゥイの山頂】

(via wikipedia)

灰色の霧が周囲に立ち込めるなか、コリー教授は山頂から下山への歩みを進めていた。しかし、どこを歩いていても「ギシギシ」と音が聞こえてくるのだ。それはまるで誰かが彼の後を付けている足音のようだった。その足音から、何者かの歩幅は彼の3~4倍くらいあったとされ、かなりの巨体が後ろにいることを想像させた。

(via Me Time For The Mind)

彼はその姿を確かめたい気持ちだったが、深い霧の中にいたためそれを見ることはできなかった。止まることのない何者かの足音に、言い知れぬ恐怖を覚えたコリー教授は、山のふもとまで走って逃げたという。

コリー教授の話はメディアに取り上げられ、イギリスで大きな話題を呼んだ。実はそのような体験をしたのは彼だけではなかった。高名な教授の話を呼び水に、この山の登頂者たちが彼と似たような音を聞いたり、ただならぬ物の存在を感じ取った体験を共有し始めたのだ。

ある登頂者の目撃談では、その姿は灰色の霧をまとった巨大な男であったという。また霧の中にサルのような影が見えたと言う人もいる。

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Posted by uti