死者多数。恐ろしい水中の心霊スポット3ヵ所

2019年8月14日

多くの死者が出ている水中の心霊スポットをご紹介していこう。

1.ダイバーの墓場。ブルーホール(エジプト、紅海)

(via techandfacts)

スポンサーリンク

エジプト東部のダハブ村から数km離れた海岸には、深さ120mの大きな陥没穴が存在する。ここは「ダイバーの墓場」とも呼ばれ、公式の記録は存在しないが、近年に130人以上が亡くなったとされている。

【海岸にある亡くなったダイバーの慰霊碑】

(via wikimedia)

ブルーホールは、昔から地元のベドウィン族によって恐れられている場所だった。言い伝えでは、見合い結婚に絶望し、ここで入水自殺を遂げた女性がいて、その幽霊の呪いがかけられているという。

だがここは、ダイバーに人気の高いフリーダイビングのスポットになっている。その理由は、海岸からすぐ近くにこの穴があって、海流がほぼ無く、サンゴ礁や熱帯魚が豊富でとても美しいからだ。

【サンゴや熱帯魚で彩られるブルーホール】

(via Wedstock 2011)

ここでは1997~2012年に、130~200名が死亡しており、あらゆるダイビングスポットの中でも、最悪の致死率となっている。この原因は呪いと言ってしまえばそれまでだが、それ以上にダイビングの難易度の高さが影響している。

【ホール内にあるトンネル】

(via wikipedia)

この穴には、水深56mのところに「アーチ」と呼ばれる長さ26mのトンネルがあり、これを抜けると外洋につながる。多くのダイバーは、このアーチに挑戦して命を落とした。

【上空から見た地図】

(via wikimedia)

このアーチは入り口が見つけ辛いうえに、水面だと信じて明るい方向に進むと海底に進んでいたり、海水の透明度が高いため実際よりもトンネルの長さを過小に見積もってしまったりして時間をロスし、タンクの空気を失い致命的な事故に発展しうるのだ。

また水深40m以下では窒素酔いを起こしやすいこともある。窒素酔いはアルコールを飲んだ後と同じ症状が現れるため、正常な判断を下すことが難しくなる。これらが、ここでのダイビングを非常に困難なものにしている。

自らの死を映したダイバー。ユーリ・リプスキー

【ダイバーの最後の瞬間(動画リンク)】

https://youtu.be/cRj0lymMMGs

何百件もある死亡事故のうちで最も知られているのは、2000年に起きたロシア人ユーリ・リプスキー(22歳)のケースだ。彼は自らの死をビデオカメラに収めていた。

ユーリは水深56mにあるアーチを撮りたかったようだが、装備が重すぎたために、途中で制御不能となり、水深115mの海底まで落ちていった。彼はパニックにおちいり、呼吸に必要なレギュレーターを外してしまった。その後浮力調整装置を使おうとしたが、結局上がることが出来ず溺死した。

彼は水深115mの海底で、重篤な窒素酔いを起こしていたとされる。そのため幻覚にとらわれ、混乱状態になり、正常な判断ができなくなっていたとされる。

2.世界最大の船の墓場。チューク諸島(チューク環礁)

【ミクロネシアの一部であるチューク諸島】

(via Google map)

周囲200kmに及ぶ世界最大級のサンゴ礁の内部には、チューク諸島があり、248の島々が存在する。ここはかつて日本の真珠湾とも呼ばれ、日本海軍の一大拠点が建設されていた。

【チューク諸島に停泊する戦艦大和と武蔵】

(via wikimedia)

しかし1944年2月に行われたアメリカ軍のヘイルストーン作戦により、チョーク諸島は空襲を受け、275の航空機、12の戦艦、32の商船が撃沈し、世界最大の船の墓場と化した。この空襲による戦死者は、4500名以上に達した。

【チューク諸島の沈没船】

(via travel.padi)

70年以上たった現在でも、空襲による被害の跡は海底に生々しく保存されている。遺体の多くは回収されたが、現在でも白骨化した遺体は見つかっており、数々の沈没船のほか、戦死者の遺物が海底に散らばっている。

【骸骨とガスマスク】

(via locarisa)

沈没船がある場所は、人気のダイビングスポットになっているが、ダイバーの中には日本兵の幽霊を見たと証言する者も現れている。

【戦死者が持っていたとされる写真】

(via sohu)

【新聞?(左)や不発弾(右)】

(via dailymail)

【小便器】

(via muz4in)

3.恐ろしく深い洞窟。ブッシュマンズホール(南アフリカ共和国)

(via sonar)

藻に覆われた小さな池のようだが、実は水中洞窟であり、中に進んでいくと、その深さは283mにもなる。この深さは、淡水の洞窟としては世界で6番目だ。

【穴の外観】

(via traffic-club)

この洞窟が恐れられるようになったのは、1994年に南アフリカ人のダイバーであるデオン・ドライアーが、水深50mで意識を失って溺死した事故がきっかけだ。彼の遺体は、決して水面に上がってこなかった。

【洞窟内部の動画】

事故後まもなく、遠隔操作型の無人潜水機で洞窟内の調査が行われたが、見つかったのは彼が装着していたダイビング用のヘルメットだけで、遺体の形跡は何もなかった。

それから10年後、オーストラリア人ダイバーのデイブ・ショーが水深272mの沈泥に、デオンの遺体を発見し、デイブは次のダイブで遺体を回収することを誓った。だが彼は、その回収ミッションに失敗して命を失った。

【深い穴への入り口】

(via ALEX PERRY)

デイブがミッション時に身に付けていたビデオカメラから、遺体の回収時に、遺体の頭部がちぎれてパニック状態に陥っていたことが分かっている。そのせいで、彼は安全ロープに絡まり溺れ死んだとされる。

【デイブの最後のダイビング映像】

デイブの死から4日後、二人の遺体は水面に浮かび上がってきた。

スポンサーリンク



オカルト

Posted by uti