連続殺人鬼と化したYouTuber2名

YouTuberから連続殺人犯になった人たちをご紹介していこう。

1.トレイ・セスラー

(via texasmonthly)

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ミスター・アニメとも呼ばれていたトレイ・セスラー(1989年生まれ)は、2006年からYouTubeでアニメやゲームのレビュー、銃に関する動画をアップロードしていた。

【チャンネル名:lenscapproductions【リンク】

(via dailymail)

しかし時が経つにつれ、彼の動画から健全さが失われていった。彼は連続殺人犯や動物の殺生ついて語ったり、本物の銃を見せびらかしたり、真夜中に建物を銃撃したりする動画を作るようになった。

【アニメレビュー時のシーン】

(via dailymail)

特に彼が好きだったのは暴力的なアニメだった。たとえば『学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD』のレビュー時には、両手に巨大なライフルを持ちながら、ゾンビがモブ役を殺して一面血だらけになるアニメのシーンに興奮していた。

また彼はデスノートやスレイヤーズのレビューもしていた。レビューの最初には必ず、誰かの胸に銃を撃つ短い映像を挿し込んでいた。

家族三人を殺害

(via dailymail)

2012年3月、トレイはテキサスの自宅で両親と兄の3人を高性能ライフルで殺害した。警察の調べでは、遺体には複数の銃創が残されており、家の中はひどく荒らされていたという。

(via dailymail)

そして自宅の壁には「なんで僕はこんなことをしてしまった?僕はママもパパも兄も愛していたのに」と犯行後に書き残したとされるメッセージが見つかった。

隣人の通報後、トレイの行方は1日がかりで捜索され、犯行の翌日になって友達の家で確保された。トレイは逮捕時に高性能銃を所持し、ボディーアーマーを身につけていた。

連続殺人の計画を知られたくなかったから

(via youtubbe)

トレイは警察の取り調べで、殺害の動機について「コロンバイン高校銃乱射事件」を模した連続殺人の計画を、家族に知られたくなかったからと話した。

【コロンバインの犯人2名(18歳、17歳)から着想を得る】

(via wikimedia)

「コロンバイン高校銃乱射事件」は、同校の生徒2人が15人の命を奪った後、自殺した事件である。トレイは連続殺人犯や銃について調べていくにつれ、自らも銃乱射に取り憑かれるようになった。

トレイの計画では、友達と共に地元の中学校へ銃を持って乗り込み、最低でも70人を殺害するつもりだった。だがこの犯行計画は、家族3人の殺害容疑で逮捕されたため未遂に終わった。トレイは逮捕後、仮釈放なしの終身刑を言い渡されている。

2.ペッカ・エリック・アウヴィネン

(via muderpedia)

ユーチューブ・キラーとして知られるフィンランド人のペッカ(1989年生まれ)は、登録者数こそ少なかったが、100以上の動画をアップロードしていた。その動画の多くが様々な宗教の批判であり、彼が信じる無神論に基づくものだった。

(via reallifevillan)

ペッカは小学校の頃からいじめを受けており、通学中にエアガンで打たれることも珍しくなかったという。フィランドで2例目となる彼が起こした銃乱射事件も、これが要因のひとつであったことは間違いないだろう。

ジョケラ高校銃乱射事件を起こす

(via telegraph)

2007年、18歳のペッカは春に卒業が決まっていたジョケラ高校にセミオートマチックピストルで武装して登校し、無差別に生徒らを殺害していった。最終的に8人が殺害され、1人が足を撃たれて怪我を負った。

【ジョケラ高校】

(via wikimedia)

また銃乱射により飛び散ったガラスや避難時の捻挫で、14人が怪我をした。そしてペッカは無差別殺人後、駆けつけた警察の交渉には応じず、自らの頭を撃ち抜き命を絶った。

全人類に対する総力戦



「僕は、大義のために死ぬ準備が出来ている。たとえその闘いに負けて、自分が悪魔として記憶されようとも。僕は長く不幸な生活を送るよりも闘って死ぬことを選ぶ」

ーペッカ・エリック・アウヴィネン

この文章は、彼が最後にネット上に残していった文書の一つを引用したものである。「自然選択者のマニフェスト」というタイトルで、銃乱射事件を起こした背景を説明していた。

彼はその文書の中で、人類は批判的思考能力に基づいて3つのグループに分けられるとした。そして自らの役割を「自然選択者」とし、劣った人間のまびきをする役目があると主張した。

【ヒヨコのように劣った人間をまびく役割があるとした】

(via metafilter)

そしてこの無差別殺人を「人類に対する総力戦」と称し、大多数の低能な人間の公正な殺処分だとして正当化した。

YouTubeに投稿した最後の動画

既にオリジナルの動画は削除されてしまったが、ペッカが犯行当日に投稿した動画はYouTube上に転載され残っている。

この動画では、襲撃した自分の学校の写真と拳銃を両手に持って狙いを定める自撮り写真が映っている。BGMは、「コロンバイン高校銃乱射事件」の犯人たちが好きだったストレイ・ブレットのサウンドトラックであった。

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雑学

Posted by uti