おどろくべき人体の世界記録(人の体の雑学)
人体に関連した世界記録をご紹介します。
1.史上最もアゴヒゲの長い人 5.33m
(wikipedia)
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ハンズ・ランセスさんは、最も長いヒゲが生えていた男性で、その長さは5.33mに達します。彼は1846年にノルウェーのエイズボル市に生まれ、その後1867年にアメリカに移住して農家となり、晩年はその長いヒゲを武器にフリークショーに出演していました。
彼は1927年、81歳の時に亡くなり、その際にランセスさんの遺言により、長いヒゲはカットされて保存されることになりました。そのヒゲは現在、アメリカのスミソニアン博物館が所蔵しています。
2.現在生きている中で最も長いアゴヒゲの男性 2.36m
(Taringa!)
イタリア・ローマ出身のスーワン・シンさんが保有する記録で、2011年に認定されました。かつての記録が1.8mであったため、約50cmもの大幅な記録更新となりました。
ちなみに、アゴヒゲは年間で平均14cm伸びるそうです。なので、少なくともここまで伸びるのに、16年もの歳月を必要とします。
3.史上最も片手の爪が長い人 合計909.6cm
(Guinness World Records)
シリダーハル・チラルさんは現在80歳で、62年にも渡って片手の爪を伸ばしてきました。片手の爪は最も長いもので、197.8cmに達し、全部を合わせると909.6cmになります。
彼は、あまりにも爪が長すぎて日常生活に支障をきたしていました。例えば、夜寝る時は30分ごとに起きて、爪が折れないように寝返りを打たなければなりませんでした。また、職を探したり、結婚相手を求めることも困難をきわめたと語っています。
4.史上最も両手の爪が長い人 合計751.3cm
(wikiFeet)
1941年生まれのリー・レドモンドさんは、かつて最も長い爪の女性でした。最も長い爪の指は親指で、80.0cmあり、両手の合計は751.3cmもあったのです。
彼女は1978年から31年間にも渡って爪を伸ばし続けましたが、2009年、自動車の運転中に玉突き事故にあい、車外に放り出された際に爪が折れてしまいました。
現在の彼女の爪は10cmほどで、爪のない状態がどれだけ楽かを実感したこともあり、もう前のように伸ばす気はないと語っています。
5.最も舌の長い人 10.1cm
(Guinness World Records)
アメリカ出身のニック・ストーベールさんは、上唇の中心から舌の先端までの長さが10.1cmあるとして、2012年にギネス認定されました。
実はもっと長い人も?
(YouTube)
21歳のフロリダに住むハーカリー・ブレケットさんは、舌の長さが11.3cmあり、現在ギネス記録を保有しているニックさんを1cmほど上回っています。その長さゆえ、彼女は自分の目や耳をなめたりすることもできると言います。
(New York Daily News)
現在、ギネス認定は受けていなので、正式に調査が入れば、今後記録が更新されるかもしれません。
6.史上最も背の低い人 54.6cm
(alizul2)
チャンドラ・ダンギさんは歴史上最も背の低い成人としてギネス記録の認定を受けています。
彼は1939年、ネパールの小さな村に8人姉弟の7番目として産まれました。そのうち3人の兄弟が身長1.2mほどで、チャンドラさんを除いた残り4人は、平均的な身長だったそうです。
チャンドラさんは、ギネス記録認定を受けた後、村を初めて出て、世界中を旅していましたが、2015年に、旅の途中のサモア諸島で亡くなっています。
7.最も眼球が飛び出る人 12mm
(worldrecordbook1)
イスタンブール出身のキム・グッドマンさんは、眼窩(がんか、目のくぼみ)から目玉が12mm飛び出るとしてギネス記録の認定を受けました。
彼女の目玉が飛び出るようになったのは、ホッケーマスクが頭に強く当たってからでした。
それ以降、あくびをした時には目玉が飛び出しやすくなったといいます。
8.最も大きな口を持つ人 幅17cm
(YouTube)
アフリカ・アンゴラ出身のフランシスコ・ジョアキムさんは、世界一幅広い口を持つ男性です。その幅は17cmで、一人サイズのホールケーキやビール缶、コーヒーカップなら口の中に詰め込むことが出来るほどです。
(WoW Amazing)
9.最も皮ふが伸びる人 伸長15.8cm
(factsram)
イギリス出身のゲーリー・ターナーさんは、体のいたるところの皮ふが伸びるエーラス・ダンロス症候群という珍しい病気です。皮ふが弱く、症状として関節痛などをともなうことが多いとされています。世界的に見て、およそ5000人に1人がかかる病気とされており、現在のところ治療法はありません。
本人も皮ふを伸ばすこと自体は全く痛くないけれども、この病気が原因で起きる関節痛はかなり痛みがあると語っています。
10.最も幅広な舌を持つ男性 幅8.57cm
(YouTube)
最も幅広な舌は8.57cmで、アメリカ出身のバイロン・シュレンカーさんが世界記録を保持しています。バイロンさんには娘がおり、彼女もまた父親ゆずりの舌の大きさで「最も幅広な舌を持つ女性」としてギネス認定を受けています。
(Telemundo)
幅は7.33cmでiPhone6よりも幅広くなっています。
11.最も体重の重い双子 337kgと327kg
(YouTube)
ビリー・マクラリーさんとベニー・マクラリーさんは、二人ともプロのレスラーでありながら、「世界一重たい双子」として世界記録を保持していました。
彼らは1946年にアメリカ、ノースカロライナ州に生まれ、1972年の26歳のときに、マガイアー・ツインという芸名でプロレス界にデビューしました。
双子のコンビを組んで闘うタッグマッチで、人気を博しましたが、デビューから6年目のときにナイアガラの滝でバイク事故を起こし、双子の一人が亡くなったため、活動休止となりました。
それから21年後の2001年に、もう一人が心不全で亡くなっています。
12.世界一毛深い人
(oddee)
メキシコ出身の2人の兄弟、ヴィクターゴメスさんとガブリエル・ゴメスさんは、体の98%が毛で覆われているとして、ギネス記録に認定されています。ゴメス兄弟は、サーカスのトランポリン曲芸士として働いています。
この症状は、双子の家族や親せきにも現れており、五世代に渡って広く発症しています。女性の場合は、軽度ですが、男性はいずれもかなり濃く、最大で98%が毛でおおわれている状態です。
(guinnessworldrecords)
13.史上最も背の高い人 273cm
(wikipedia)
ロバート・ワドローさんは、イリノイの巨人とも呼ばれていた歴史上最も背の高い男性です。彼の身長は死ぬ直前まで伸び続け、死亡時には身長が273cm、体重は199kgありました。
ワドローさんは1918年、アメリカ・イリノイ州に5人兄弟姉妹の一番上として生まれました。彼は、幼いころに受けたヘルニアの手術が原因で急激な成長が始まったとされています。
彼は8歳で既に父親の身長を抜いて188cmになり、高校を卒業するときには254cmになっていました。そして彼が敗血症で22歳の時に亡くなる前まで、身長の伸びは止まらなかったと言います。
年齢 | 身長 | 体重 |
0歳 | 0.51 m | 3.8 kg |
6ヶ月 | 0.88 m | 14 kg |
1歳 | 1.07 m | 20 kg |
18ヶ月 | 1.30 m | 30 kg |
2歳 | 1.37 m | 34 kg |
3歳 | 1.50 m | 40 kg |
4歳 | 1.60 m | 48 kg |
5歳 | 1.69 m | 64 kg |
6歳 | 1.70 m | 66 kg |
7歳 | 1.78 m | 72 kg |
8歳 | 1.83 m | 77 kg |
9歳 | 1.88 m | 82 kg |
10歳 | 1.96 m | 95 kg |
11歳 | 2.11 m | 109 kg |
12歳 | 2.18 m | 130 kg |
13歳 | 2.24 m | 137 kg |
14歳 | 2.26 m | 150 kg |
15歳 | 2.39 m | 161 kg |
16歳 | 2.48 m | 170 kg |
17歳 | 2.51 m | 173 kg |
18歳 | 2.54 m | 177 kg |
19歳 | 2.59 m | 220 kg |
20歳 | 2.62 m | 221 kg |
21歳 | 2.64 m | 223 kg |
22.4歳 | 2.72 m | 199 kg |
(wikipedia)
14.最も口ひげの長い男性 4.29m
(currentworldrecords)
最も長い口ひげは、インド人のラム・シン・チョーハンさんが世界記録を持っています。彼は1982年から口ひげを伸ばし続け、2010年にイタリアの世界記録を紹介するテレビ番組で認定を受けました。
15.最も大きなアフロ
(ktrs)
世界最大のアフロは、アメリカ出身のタイラー・ライトさん(当時13歳)が2015年にギネス認定を受けています。彼は1970年代の父親がしていたアフロの写真をみて、自分もやってみたいと思い伸ばし始めたそうです。
ちなみに女性で最大のアフロは、高さ16cm、幅21cm、周囲139cmのアーヴィン・デュガスさんです。(↓下の写真)
(Cha.lt)
16.史上最も髪の毛が長い人 6.8m
(odditycentral)
トラン・バン・ヘイさんは、全長6.8m、重さ10kgの世界一長い頭髪を生やした男性です。髪の毛を切るといつも病気になるため、50年以上前から一切髪の毛を切らず、ほとんど髪の毛を洗うこともなかったといいます。
日常生活に支障をきたしていましたが、彼は死ぬまで髪の毛を切ること無く、ベトナムの故郷で79歳の時に亡くなりました。
17.最も足と手の指の数が多い人 合計28本
(Guinness World Records Kids)
生存している最も手足の指が多い人は、インド出身のデヴェンドラ・スタールさんです。彼は、それぞれの手足に7本ずつ指があり、普通の人よりも指が合計で8本多くあります。全ての指にきちんと骨が通っており、それぞれ独立して動かすことが出来ます。
スタールさんは大工の仕事をしており、彼は「余分な指のせいで仕事が大変になったり、楽になったりすることはないけれども、何かを切ったりする時は、指を切断しないようかなり気をつけている」と語っています。
18.史上最も太っていた人 635kg
(Anfrix)
アメリカ・ワシントン州出身のジョン・ミノックさん(1941~1983年)は、史上最も体重があった男性です。身長は185cmであるのに対して、ピーク時には体重が635kgもあったのです。
彼は12歳の時から既に超肥満で、体重が133kgありました。25歳のときには317kg、35歳で442kgにまで達しました。それからたった2年で、ミノックさんは635kgになったのです。
それからは、病院でのダイエットが始まり、一般成人よりも少ない1日1200キロカロリーの食事制限で一気にやせ、16ヶ月間で400kg以上落とすことに成功しました。ですが、その後にリバウンドを繰り返して再入院し、太りすぎが原因となって42歳のときに亡くなっています。
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