実在する世界の驚くべき海底遺跡・海底都市7ヶ所

この世界に実在する驚くべき海底遺跡をご紹介します。全7ヶ所。

1.古代ローマ時代のラスベガスこと、バイア(イタリア)

(via Daily Mirror)

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1700年前にイタリア西海岸から消えた都市が2017年、ダイバーによって調査され、その写真が公開された。バイアは、1世紀頃に古代ローマで隆盛した都市だとされている。

(via Daily Mirror)

バイアの大通りには豪華なホテルや彫像、神殿が建ち並び、街中には美しいモザイク画が描かれ、温泉もあった。

古代ローマでは、この都市は現在のラスベガスのような存在であった。「賽(サイ)は投げられた」等で有名なカエサル、ネロやポンペイウスなどがヒイキにしていたことで知られる。

(via Daily Mirror)

1700年以上に経ったにもかかわらず、その多くは良好な状態で保存されている。

(via Daily Mirror)

だが、今はナポリ湾の海中に沈んでいる。その原因となったのは、1700年前に起きた火山活動だった。それによって海岸線が400m近く後退し、バイアは海の底に沈んでしまったのだ。

【都市の復元イメージ】

(via Daily Mirror)

2.マヤ文明の遺跡、サマバジャ(グアテマラ)

(via MDRegion)

かつてマヤ文明が栄えていた近隣のアティトラン湖で1996年、湖底遺跡が発見された。ここは1700年以上も前に、火山の爆発あるいは地すべりが原因で、湖の底へと沈んでしまった小島だ。

【遺跡が見つかったアティトラン湖】

(via wikipedia)

遺跡の内部には、6つの儀式用の石碑や4つの祭壇、複数の小さな住居が見つかった。それに、ここに住んでいた村人たちが置いていったのであろう、ツボのような物もほとんど損なわれずに存在した。おそらく、島が海に没するのが急だったから、外に持ち出すことはできなかったのだろう。

この遺跡は、巡礼者が祈りを捧げる宗教的に重要な場所であったとされている。かつてマヤ人の巡礼者たちは、湖岸で列をなし、ボートに乗ってこの島にまで来ていたようだ。

3.海底に沈む町、パブロペトリ(ギリシャ)

【3D復元モデル】

(via Adictivo 365)

ギリシャ南部の沖合に5000年前の海底遺跡が見つかった。この年代は、ちょうど青銅器が入ってきた頃だ。5000年たった今でもその痕跡は残っており、その跡を見るに計画都市のようであった。

町には道路や庭、墓地などが区画整備され、水道管も通っていた。町の中心には、最大12部屋の建物が15棟以上見つかっている。

【当時の町の復元モデル】

(via Vamos falar de)

だが、町は紀元前1000年ごろに起きた大地震で海の中に沈んだ。それから5000年もの間手付かずの状態で、1967年に初めて発見されたのだった。その後は、UNESCO文化遺産の指定を受け、保護されている。

4. 8000年前の村、アトリット・ヤム(イスラエル)

(via wikipedia)

アトリットは、旧石器時代に実在した村。今はイスラエル北部岸の地中海に没している。ここが海に沈んだのは、8500年前に起きたエトナ山の大爆発が原因だといわれている。

その爆発で高さ40mの津波が発生し、海岸にあったこの島は数時間以内に呑み込まれた。現在は水深8~10mの中にある。

1960年にアトリットが発見されてから、調査が継続されている。これまでに住居や墓地、600kg以上の巨石を使用したサークルが発見された。

【発掘された人骨】

(via wikipedia)

墓地には人骨が見つかっており、その骨の損傷具合から当時の人たちが海での漁を日常としていたことがわかった。また、住居の内部では、炉の近くに動物の骨や様々な石器があった。それらは間違いなく、人がここで生活していたことを示すものだった。

5.海賊の栄えたポート・ロイヤル(ジャマイカ)

(via atlasobscura)

ポートロイヤルは、かつてカリブ海で最も大きな都市だった。それはここが、パナマ地峡やキューバの中間点にあり、カリブ海の貿易に理想的な場所だったからだ。

またここは、個人船(私掠船)がスペイン船との戦闘を繰り広げた場所だ。ジャマイカ政府からスペイン船への攻撃許可が与えられ、勝利すれば、個人が敗者の保有する物資を奪うことも許可されたのだ。

それらの物資の多くが、この土地に集まり、ポートロイヤルはますます豊かになっていった。ただし、後に私掠許可が剥奪されたため、多くの者が海賊となった。

【海に没する前のポートロイヤル、イメージ】

(via SkyscraperCity)

海賊行為によって発展した街であったが、1692年に起きた大地震で町の2/3が海に沈んだ。これによって海賊が収集した財宝は、現在も海中に眠ったままになっている。

そしてこの地震をきっかけに、貿易の中心地は現在の首都キングストンに移り変わった。

6.エジプトの玄関口、ヘラクレイオンとカノープス(エジプト)

(via TwistedSifter)

エジプトの北海岸、ナイル川と海が出会う場所に、かつて2つの都市が存在していた。これらの都市はエジプトの玄関口であり、5世紀ごろにはナイル川を渡るギリシャ船と交易が行われ、商業の中心地になっていたことがわかっている。

またヘラクレイオンは、ギリシア神話に登場するスパルタ王メネラオスの居住地であった。

だが、これらの都市は1200年以上前に起きた洪水で、土砂に埋もれて海底に消えてしまった。しかも1999年にこれらの都市が本当に発見されるまで、その存在はギリシア神話と一部の歴史学者の中にしか無かった。

誰も都市の存在を知らないか、知っていたとしても信じていなかったのだ。

遺跡は水深7mのところで発見された。時が止まったようにその当時の繁栄を示す多くの寺院や像、住居が残されている。

(via Tudo Roch)

7.中国のアトランティス、獅城(中国)

(via ViralPosme)

中国のアトランティスとも呼ばれるこの海底遺跡は、1700年以上前、漢朝(20~250年)の時代に作られた都市だ。ここはかつて、せっ江省西部の経済・政治の中心地であった。

だがこの町は中国政府によって、1959年に湖の中に沈められた。急増する電力需要をまかなうために、水力発電所を建設する必要があったからだ。

【現在はダム湖と化した(千島湖)】

(via Wikimedia)

現在、これらの遺跡は深さ40mの湖の中に眠っている。湖底には5つの門、6つの大通りがあり、古城や古民家、寺院などがかつての町の面影を残したままある。

【栄えていたころの町のイメージ】

(via Ancient -origin)

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雑学

Posted by uti