でかすぎる!世界最大のカエル(トップ3種,ゴライアスガエル他)

カエルの大きさ順に、3位から1位までランキングにしてご紹介します。また、各カエルについての生態や豆知識も詳しくまとめています。

3位.アフリカウシガエル

(via wikimedia)

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アフリカ東部・南部の乾燥した地域に生息する巨大なカエルです。大きさはオスで体長20cm前後、体重は1.4~2.0kgに達します。一方でメスは、オスの半分くらいの大きさです。

【↓両手でやっと持てるくらいの大きさ】

(via smogon)

体色がオリーブのような緑褐色をしており、体のいたるところに盛り上がった筋があります。下アゴにはとがった歯のようなものが3つ付いており、この歯は外敵と戦ったり、口内から獲物を逃がさないようにするのに役立っています。

【↓下アゴに3本の突出した歯状の構造がある】

(via PinsDaddy)

口に入るものなら何でも食べる

(via wikimedia)

このカエルは悪食で、その大きな口でネズミやトカゲ、小鳥など動いているものなら何でも口に入れて丸呑みにします。もちろん共食いもためらいません。

そのため、人の指が近くにあるとエサと勘違いして呑み込もうとすることもあります。咬合力が強く、鋭い歯があることも影響して、挟まれれば出血は逃れられません。

乾季になると地下にもぐる

アフリカウシガエルは、乾燥したサバンナなどにいます。周りには水場があるものの、乾季になると雨が降らず、干上がってしまうこともあります。呼吸の大部分を皮ふ呼吸に頼っているカエルにとって、体の表面に水分が無くては生きていけません。

乾季を生き抜くために、体を乾燥させないよう地下へともぐります。もぐってからは、皮ふ上に厚い粘液をめぐらせ、体の水分が蒸発してしまわないようにします。地下にもぐった状態で、最大10ヶ月もの間、何も食わずに次の雨の日まで耐え抜くことができます。

寿命が長い

(via SCV News)

普通のカエルの寿命は長くても10年くらいですが、アフリカウシガエルは20~30年ほど生きます。40年も生きる個体も珍しくなく、最高で51年生きた個体もいます。

面倒見が良すぎる親
【↓背後にいるオタマジャクシの大群をガードする親】

(via YouTube)

メスのアフリカウシガエルは、1回で3000~4000個の卵を水場に産みます。オスが卵の見張り番となり、オタマジャクシが産まれて変態するまでの3週間ほどを付きっきりで過ごします。

この時期のオスガエルはとても攻撃的で、何らかの脅威が迫れば、子どもたちを守るために、容赦なく噛み付いてきます。もし子どもたちがいる水場が干上がりそうになったら、水を取り入れるために、脚で土を掘って運河を作ることさえあります。

2位.オオヒキガエル

(via wikimedia)

オオヒキガエルは、中央・南アメリカ原産のカエルですが、オセアニアやカリブの島々、そして日本(石垣島など)にも害虫駆除のために導入されています。

本種は、主に陸で生活しています。大きさは平均10~15cmほどですが、最大で体長24cm、体重2.6kgに達する個体もいます。

【↓オオヒキガエルのサイズ感】

(via Pacmanfrogs)

(via larvalsubjects)

強い毒を持つ
【↓ミルク状の液体が毒】

(via PinsDaddy)

ヒキガエルはいずれも毒を保有していますが、オオヒキガエルはその中でもかなり強いことが知られています。後頭部にある大きな耳腺と体中のイボから、ミルク状の毒を分泌させます。体内にも毒があり、オタマジャクシもこれを保有しています。

これはブホトキシンと呼ばれる毒で、心臓の機能を停止させる働きがあります。目に入ると失明し、口から摂取した場合には心臓マヒで死亡することがあります。実際に本種を食べて亡くなった人がいます。

その毒性の強さから南米の原住民の間では、毒矢としてこのカエル毒が利用されていました。

動物に対しても極めて強い毒性。このせいで固有種の生息数が激減したところも
【↓オオヒキガエルを食べるワニ。ワニが死ぬこともある】

(via scribol)

この毒は人間だけでなく、動物にも強く作用します。本種はサトウキビに付く害虫駆除のために世界中に導入されたため、毒があることを知らない動物たちが本種を食べてしまい、死亡するケースが多発しています。

特にオーストラリアで導入されたオオヒキガエルは、ほぼ天敵がいなかったため、導入当初3000匹しかいなかったのが、現在では数百万匹まで増加しています。この爆発的な増加のせいで、オーストラリア固有のトカゲが、本種を食べて命を落とし、生息数を減らしています。

【↓オーストラリアでは資源活用のため、こんなものが売っている:オオヒキガエルの財布】

(via wikimedia)

体重の50%以上の水を失っても死なない

オオヒキガエルはとても生命力が強い生物です。研究によれば、体重の最大52.6%もの水を失っても生き延びることが出来たと報告されています。そのため乾燥したオーストラリアや熱帯地域でも、生息数を劇的にふやすことができたのです。

1位.ゴライアスガエル

(via ViralNova)

アフリカの赤道ギニアとカメルーンだけで見られる「世界最大のカエル」です。その大きさは17~32cmで、重さは最大で3.2kgに達します。脚を伸ばしたときの全長は最大で80cm以上になり、ネコや新生児よりも大きくなります。

【↓子どもの手に余るくらいの大きさ】

(via San Diego Zoo Animals)

本種は熱帯雨林の中にある、流れの速い渓流地帯に住んでおり、酸素がたくさん溶け込んだ水を好んでいます。

カエルなのにほとんど鳴き声が聞こえない
【↓アカメガエルの鳴き袋。ゴライアスにはコレがない】

(via wikimedia)

大部分のカエルのオスは、鳴き袋と呼ばれるものがあり、そこで音を増幅して大きな鳴き声を出すことができます。しかし、ゴライアスガエルにはこれがありません。

鳴き袋を持つカエルは、1㎞先までその声を届けられますが、これが無いカエルは数mしか届きません。

この鳴き声はメスを惹きつけるのに使われているため、これが無いとメスを探すのが大変になります。そのためゴライアスガエルは、常に求愛場所となる渓流近くに住み、メスといつでも接触できるようしています。

これほど大きいが、卵やオタマジャクシは並の大きさ

この大きさにも関わらず、ゴライアスガエルの卵は3.5mmほどしかありません。この大きさは、他のカエルとほとんど変わりません。またオタマジャクシも数cmほどで、普通のカエルと違いがほとんど無いとされています。

先に紹介したウシガエル系は、オタマジャクシがとんでもなく巨大で、10cm以上になります。

【↓ウシガエルのオタマジャクシ】

(via wikimedia)

ゴライアスは、ウシガエルと異なり、変態してカエルになってから徐々に大きくなっていくのです。寿命は約15年で、21年生きた個体もいます。

ゴライアスガエルは絶滅危惧種

(via frogsaregreen)

ゴライアスガエルは、かつては地元の人々のごちそうでした。食肉のほか、ペットとして、あるいは皮を利用するためにたくさん狩られた結果、1990年ごろから15年で半分近くに減少しました。

また、元々限られた場所にしか住まない種であるため、森林破壊や農地の開拓、ダムの建造で生息地が破壊され、その生息数はさらに減りつつあります。

大きさについては以下を参考にした:3tobeat

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動物

Posted by uti